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アメックスとアコール「ALL」が提携、日本含む12市場でステータス連携とポイント移行を開始

アメリカン・エキスプレスとアコールが、日本を含む12市場でプラチナ・カード会員をALLのステータス・ポイント経済に直接組み込む提携を開始した。アコールの日本におけるラグジュアリー展開が広がるタイミングと重なる。

優雅なホテルのフロントデスクを描いたイラスト。チェックインする人影のシルエットの傍らに、文字やロゴのない抽象的なカードの形が柔らかく光る。
イラスト:floortok.com

アメリカン・エキスプレスとアコールのロイヤルティプログラム「ALL」が、日本を含むグローバル提携を開始した。アコールが7月22日に自社プレスサイトで公表したところによると、個人・中小企業・法人向けの各アメックス・プラチナ・カード会員は、対象条件を満たせばALLアコールの上級ステータス「ゴールド」に自動的に格上げされるという。

リリースによれば、ALLアコールのゴールドステータスには無料Wi-Fi、ウェルカムアメニティ、レイトチェックアウト、空室状況に応じた無料の客室アップグレード、ボーナスポイントの付与などが含まれる。カード会員はメンバーシップ・リワード・ポイントをALLアコールのポイントに移行することも可能で、交換レートは市場によって異なるという。移行したポイントは、ラッフルズ、フェアモント、ソフィテルを含む45以上のアコール系ホテルブランドのほか、レストランや体験プログラムなどでも利用できる。

対象となる12市場には、日本のほかオーストラリア、オーストリア、カナダ、フランス、ドイツ、香港、イタリア、メキシコ、シンガポール、英国、ニュージーランドが含まれ、両社によれば展開は2026年中に段階的に行われる。日本固有の対象ホテルや開始時期についての詳細は、リリースでは明らかにされていない。

アコールのロイヤルティ・EC部門責任者メディ・ヘミシ氏は、今回の提携について「両社の幅広いブランド展開とグローバルなリーチを組み合わせるもの」と述べた。

floortokがフェアモント・ニセコの新規契約など拡大を追ってきたアコールの日本ラグジュアリー案件にとって、今回の提携は商品戦略というより販促(プロモーション)の一手と読める。客室料金を一切値引きすることなく、富裕層の多いアメックス・プラチナ会員をALLのステータス経済に取り込む狙いだろう。ちょうどラッフルズ、フェアモント、ソフィテルの日本での新規供給が需要の後押しを必要とする時期とも重なる。ただしリリースが語らない点もある。日本固有のカード条件やステータス詳細、開始時期がまだ公表されていない以上、この取り込みが欧米の既存ホテル網ではなく日本のホテルにどれだけ実際に波及するかは、なお未知数だ。