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カインズ、長野県上田市と包括連携協定を締結 市内2店舗目は10月29日開業

ホームセンター大手カインズは10月13日、長野県上田市と包括連携協定を締結した。防災からまちづくり、子育て支援まで7分野にわたる協定で、市内32年ぶり2店舗目の新店開業の2週間前というタイミングだ。地方都市への出店を進めるカインズにとって、こうした自治体との連携は定型化しうる一手といえる。

紅葉の木々と山を背景にした、広い駐車場のある郊外型店舗を描いたフラットベクターイラスト。スケール感を添えるシルエットの人物二人。
イラスト:floortok.com

株式会社カインズは10月13日、長野県上田市と「包括連携協定」を締結したと発表した。協定は、地域・暮らしの安全安心や防災・まちづくり、環境保全・地球温暖化対策、地域産業振興、広報・地域の魅力発信、子育て・高齢者・障がい者支援、教育・次世代育成、その他双方が必要と認める事項の7分野にわたる。

上田市内の既存店「カインズ上田店」は1994年の開業以来、32年にわたり地域との関係を築いてきたとカインズは説明する。店舗内にベンチを設置したクーリングシェルターとしての開放、駐車場でのリサイクルステーション設置による古紙・段ボールの回収、市内中学校の職場体験の受け入れ、駐車場でのこども服譲渡会の開催などを重ね、2012年に締結した災害時の生活物資供給協力協定を土台としてきた。32年ぶりとなる市内2店舗目「カインズ 上田国分店」は10月29日に開業予定だ。

2店舗目の開業のわずか2週間前に、市全体を対象とする包括連携協定を結ぶという順序は、カインズが大都市圏以外の地方都市に出店を広げる際に用いうる型といえる。1店舗との長年の関係を市全体の協定へと広げるタイミングを新店舗の開業と重ね、職場体験の受け入れや災害時の避難スペース提供、資源回収といった地域貢献と引き換えに、上田市規模の都市で2店舗目を開きやすくする地域の理解を得る狙いがうかがえる。カインズはこうした姿勢を2021年10月に策定した「くみまち構想」と位置づけている。

上田市での型が、大都市圏以外への出店を続けるカインズの次の展開でも標準的な手法となるかどうかは注目される。自治体との包括連携協定を結んだ2週間後に2店舗目を開く、という順序が繰り返されるのかが見どころだ。