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ライザップ「チョコザップ」、国内2000店突破 空港・SA・ホテルにも展開

RIZAPのコンビニジム「チョコザップ」が国内店舗数2000店を突破し、その拡大は空港やサービスエリア、ホテルのロビーなど従来のジム向け物件とは異なる立地に支えられている。

夕暮れの高速道路サービスエリアにある無人型コンビニジムの店舗と、駐車中の車、自動販売機を描いたフラットベクターイラスト。
イラスト:floortok.com

RIZAPグループが運営するコンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」の国内店舗数が、7月17日時点で2000店を突破したと同社が7月27日付で発表した。無人・24時間営業の形態で、会員数は5月14日時点で116万1000人、月会費は税込3278円としている。

注目すべきは店舗数そのものより立地の中身だ。一般的なロードサイドや商業施設内の出店に加え、東名高速道路・足柄サービスエリア(下り線)や日本平パーキングエリア(上り線)、阿蘇くまもと空港内、宿泊施設「信濃路」内(宿泊客は無料で利用でき、コインランドリーやカラオケも備える)など、交通・宿泊インフラの隙間にも出店を広げている。三重県の「chocoZAP木曽岬」は田んぼや農地に囲まれた立地だという。湘南アイパークやクボタグローバル研究所、札幌トヨタ、損保ジャパン本社など、企業施設内への直接出店も進めているとしている。

RIZAPは国内8000店を目標に掲げており、現状の3倍超の規模となる。今回の展開が示すのは、ジムを専用の商業用不動産から切り離す発想だ。かつてジムやコンビニが路面の好立地を奪い合ったのとは異なり、給油や搭乗、宿泊、勤務といった別の目的ですでに人が集まる場所に相乗りすることで、変形した床面積でも無人型の小型ジムを低い限界費用で追加できる立地を選んでいる。

8000店という目標が現実的かどうかは、不動産の確保だけでなく会員動向にもかかっている。今回の発表は全国の会員数と店舗数を示す一方、店舗ごとの稼働状況には触れていない。無人・省スペース型の採算は、2000店超のうち十分な数が埋まり続けるかどうかにかかっている。