「徹子の部屋 50周年展〜愛をこめて〜」、大丸福岡天神店で九州初開催
大丸福岡天神店が、長寿トーク番組「徹子の部屋」の50周年記念展を九州で初めて開催する。ファッション催事の谷間となりがちな上層階の催事場を、有料・グッズ付きの懐かしIP展で埋める百貨店の典型的な手法だ。

大丸松坂屋百貨店は、巡回展「徹子の部屋 50周年展〜愛をこめて〜」を、大丸福岡天神店本館8階の催事場で11月19日から12月13日まで開催すると発表した。同社によると、九州での開催は今回が初めてとなる。1976年から黒柳徹子さんが司会を務める「徹子の部屋」は、今年2月に放送開始50周年を迎えた。
入場料は前売が一般1,600円・中高生800円、当日券は一般1,800円・中高生1,000円で、小学生以下は無料。開場時間は10時から18時(最終入場17時30分)で、最終日は17時閉場(最終入場16時30分)となる。「愛を込めて」をテーマに、過去・現在のスタジオセットの再現や、ゲストごとに用意された花のアレンジメント、約50年・約12,800人のゲストから選んだ名言を展示するコーナーも設けられる。
会場限定グッズには、スタジオセットを360度ミニチュアで再現した青山デカルコの缶(2,970円、紅茶クッキーとパンダ形のチャーム入り)や、パティスリー ムッシュのローズフィナンシェ詰め合わせ(1,300円)があり、いずれも数量限定。平日来場者には先着・数量限定でオリジナルステッカーが1人1枚無料で配布される。
巡回展がこの時期になってようやく九州で開催されるというのは、裏を返せば百貨店が今、どこに集客の賭け札を置いているかを示している。放送開始50年の長寿トーク番組を、美術展のようにチケット制で8階の催事場に丸ごと1カ月間割り当てる判断は、ファッション催事とは異なる発想だ。大丸福岡天神店にとって、すでに他都市で実績のある展覧会を九州初開催として招くのは、集客力をリスクを抑えて試す選択といえる。