デサント、銀座のゴルフ複合店を3フロアの直営旗艦店「DESCENTE GINZA」に転換
デサントが銀座・並木通りのゴルフ専門複合店を、トレーニングウェアから自社の高機能ライン「ALLTERRAIN」、同社最大級というシューズ売り場までを備えた3フロアの直営旗艦店「DESCENTE GINZA」へと転換する。東京屈指の注目を集める通りで、日本のスポーツウェア大手が単一カテゴリーを超えて自らの足場を広げる動きだ。

デサントは、銀座・並木通りにあったゴルフ専門の複合店を業態転換し、9月17日に直営旗艦店「DESCENTE GINZA」としてリニューアルオープンする。トレーニングウェア、アウトドア志向の高機能ライン「ALLTERRAIN」に加え、同社として最大級というフットウェア売り場を備える。
店舗は東京都中央区銀座5-5-18に位置し、売り場面積は332.28平方メートル(100.49坪)、3フロア構成。ゴルフ専門店だった「DESCENTE GOLF COMPLEX GINZA」を転換した形だ。1階はトレーニングウェアとフットウェアの売り場で、スニーカーやサンダル、ブーツ、ゴルフシューズをまとめて展開する。スキー場をイメージしたという斜めの左官壁が特徴という。2階はALLTERRAINのみで構成し、3階はゴルフウェア・シューズに加え、天井内蔵型の大型スクリーンを備えたイベントスペースを設ける。
内装デザインは、2025年以降デサントの複数の旗艦店を手がけ、Sky Design AwardsやJIDアワードを複数受賞しているという尾木浩一郎氏(ODS/尾木デザインスタジオ)が担当した。開業に先立ち、9月16日には俳優で元長距離ランナーの和田正人氏を招いたトークイベントを実施するほか、人気ポロシャツの抽選会、撥水加工の「みずさわダウン」2026年モデルの先行販売を行う。
手放したのはゴルフというカテゴリー、通りではない
並木通りは銀座でも屈指の高い賃料水準の通りで、並ぶのは主に海外メゾンだ。国内スポーツウェア大手がこの立地で床を縮小するどころか広げるのは、トレーニングウェアや高機能アウトドア用品がファッション・ビューティー向けの床を担えるという賭けでもある。同時に、この立地が対象とする客層も広がる。ゴルフ小売は客層が高年齢・限定的になりがちだが、フットウェアやトレーニングウェアは同じ入り口からより幅広く若い客を呼び込む。