アコー系フェアモント、東京のJ-Willパートナーズと165室のニセコリゾートで契約 2028年開業目指す
アコー傘下のフェアモントは、東京のJ-Willパートナーズとニセコで165室のリゾート契約を締結したと発表した。羊蹄山とアンヌプリ山に挟まれた9エーカーの敷地に2028年初頭の開業を目指す。フェアモントにとって日本国内2件目の拠点であり、リッツ・カールトンやパーク ハイアットがすでに名を連ねるニセコのスキーリゾート地に、また一つ国際的な名前が加わる形だ。

アコー傘下のフェアモント・ホテルズ・アンド・リゾーツは7月22日付のリリースで、東京のディベロッパー、J-Willパートナーズとニセコで165室のリゾートホテルの契約を締結したと発表した。開業は2028年初頭を予定しているという。
同リリースによると、「フェアモント ニセコ」は羊蹄山とアンヌプリ山に挟まれた9エーカーの森林地に位置し、設計は大建設計、インテリアデザインはスティーブ・リョン・デザイン・グループが手がける。ディベロッパーのJ-Willパートナーズについては、2003年設立、東京を拠点に日本企業への投資やASEAN地域での事業投資を行うプライベートエクイティ会社だと説明されている。
計画されている施設には、レストラン2軒、スパ・ウェルネス施設、キッズクラブ、温泉施設が含まれるとアコーは説明している。スキーやスノーボード、ゴルフへのアクセスに加え、近隣のニセコビレッジやひらふ地区の飲食店街も利用できるという。同リリースでは、2038年完成を目指す北海道新幹線延伸により、将来的に倶知安と札幌が25分で結ばれる計画にも言及しているが、これは2028年に予定する開業よりもかなり先の話だ。
フェアモント・ホテルズ・アンド・リゾーツのオマール・アジャルCEOは両社の声明の中で、この新しいリゾートの実現に重要な役割を果たせることを光栄に思うとしたうえで、ニセコの自然環境の保全に引き続き取り組む考えを示した。
アコーによると、これは昨年開業したフェアモント東京に続く、フェアモントにとって日本国内2件目のプロパティとなる。
ニセコは国際的な高級ホテル運営会社にとって未開拓の地ではない。同じ山域にはすでにリッツ・カールトンやパーク ハイアットのブランドを掲げるリゾートが名を連ねている。フェアモントの今回の契約は、先行者としてリスクを取る動きというより、実績のあるスキーリゾート地への参入を固める動きと言える。開業まで2年近くを要すること、そして新幹線延伸自体もさらに先の話であることを踏まえれば、当面はニセコが従来から持つ強み――積雪量や温泉、長いパウダーシーズン――だけでこのリゾートは評価されることになりそうだ。