銀座に志かわ、1万円の食パンセットで西武池袋デパチカの1周年を演出
銀座に志かわが今月、1箱1万円・100箱限定の食パンセットを発売する。西武池袋本店のリニューアル1周年を飾る話題づくりの一手だ。

食パン専門店の銀座に志かわは、9月1日にPR TIMESで配信したリリースで、9月いっぱい限定で1箱1万円(税込)の食パンセットを販売すると発表した。「匠の二重奏『至極』」と名付けられたこのセットは、皇室献上の実績を持つという熊本県産「やまえ栗」を使った栗食パンと、発酵バターを練り込んだ手編み製法の食パンを組み合わせている。
販売数は100箱を上限とし、販売場所は西武池袋本店のB1Fスイーツ&ギフトフロアに限定される。同フロアのリニューアルから1周年を迎えることを記念した企画だという。
1箱1万円という価格は、デパチカ(百貨店地下の食品フロア)という舞台があってこそ成立する。価格そのものが、原材料以上に職人技と希少性を物語る記号になっているためだ。銀座に志かわは「そのまま食べておいしい」生食パンを主軸に事業を築いてきたブランドであり、看板商品2種を高額・単一店舗・100箱限定という形で組み合わせることで、通常の季節商品を周年イベントへと格上げしている。集客の起爆剤を必要とするフロアにとって効果的な仕掛けだ。
この手法は西武池袋側にとっても一石二鳥といえる。話題性のある数量限定商品が一つあれば、リニューアルから1年が経ったフロアに改めて注目を集める材料になり、百貨店側の負担も最小限で済む。