ゴールドウイン、リペアクラブをカリモクとの端材ワークショップで家族向けに拡大
ゴールドウインが自社ニュースルームで明らかにしたリペアクラブの取り組みは、大人向けの縫製講座から、家具メーカー・カリモクの端材を使った家族向けワークショップへと広がった。サステナビリティを報告書の一文で終わらせず、東京本社で顧客が実際に体験できる場に変える低コストな手法だ。

ゴールドウイン株式会社は10月13日、自社ニュースルームで、東京本社1階のイベントスペースで展開する「ゴールドウイン リペアクラブ」の取り組みを紹介し、大人向けの縫製講座から、家具メーカー・カリモク家具の端材を使った子供向けワークショップへと広がったことを明らかにした。
8月14・15日に開催された「アニマルカリモク with Goldwin」では、カリモクの木材端材とゴールドウイン自社の生地端材を組み合わせ、家族で動物のフィギュアを作る内容だった。ゴールドウインによれば、この形式によって、これまでの縫製中心の回では参加できなかった未就学児や小学校低学年の子供たちも参加できるようになったという。6月に実施した回ではBELAY株式会社と連携し、レインウェアなど防水透湿素材の手洗い方法を紹介するとともに、ゴールドウインのテックラボがBELAYと共同開発し、3月下旬から直営店で販売しているアウトドアギア用洗剤を取り上げた。いずれの回でもブラザー販売株式会社が家庭用ミシンを貸し出している。これまで実施した3回について、参加人数や販売実績などの数値は公表されていない。
新製品の発売や新規出店のように売上へ直結する動きではないが、日本のアパレルメーカーが自社本社を定期的な家族向けイベント空間に転用し、リペアや端材活用を工場内の工程に閉じ込めないのは、サステナビリティを報告書の一文で終わらせず、顧客が実際に体験できるものに変える低コストな手法と言える。