グーグル、米国外初の直営旗艦店が表参道に開業
グーグルの米国外初の直営店が、東京・表参道の東急プラザ表参道内に本日開業した。地上3階・地下1階を使い、Pixel端末やGeminiの最新機能を購入前に試せる構成にした。

グーグルは13日、米国外では初となる直営店を東京・表参道の東急プラザ表参道内にオープンした。日本法人の公式ブログで明らかにした。世界で11店舗目のグーグルストアで、同社によれば売場面積では最大という。地上3階・地下1階の構成で、表参道でも指折りの商業立地に構える。
1階には最新のPixel 11シリーズをはじめ、Pixel Watch、Fitbit、Google Home関連機器が並ぶ。日本限定のアート展示「カリフォルニア・ドリーミング―色彩の風景」と、再生素材を使ったアクセサリーライン「Recrafted by Google Pixel」の日本限定コレクションも用意した。
端末だけでなく、AIを体験する2階
2階は「Pixel Studio」と呼ぶ体験型フロアで、棚に並べるより体験させることに重心を置く。アニメ調やストリート調、キュート調といったこの店舗限定のスタイルでGeminiがアバターを生成するブースのほか、Gemini搭載の動画・画像生成モデル「Veo」「Nano Banana」、テキストから3D空間を作るプロトタイプ「Project Genie」も試せる。Pixel 11 Proのカメラ性能を確かめる120倍ズームのシミュレーションもあり、ワークショップなどのイベント会場としても使う計画だ。開業に合わせて店舗限定グッズ25点も発売する。
地下1階はサービスフロアで、端末に関する個別相談や、Pixelスマートフォン・ウォッチの店頭修理、オンライン注文の受け取り、延長保証プログラム「Pixel Care+」の加入受付を行う。再生素材を紹介するサステナビリティ展示と、寺山紀彦氏によるアート展示も併設する。
今回の開業は、開業日だけを伝えていたこれまでの発表では見えなかった中身を明らかにした。この店舗の本当の狙いは、Pixel端末を並べることではなく、Geminiの最新機能を来店者に実際に触らせることにある。アバター生成ブース、動画生成モデル「Veo」「Nano Banana」、3D空間生成のプロトタイプ「Project Genie」は、いずれも店舗という受け皿があって初めて、この規模で体験させられるものだ。スペックシートや量販店の棚だけでは伝わらない体験を、接客と空間演出で補う賭けであり、2001年に東京オフィスを開設して以来、グーグルが日本で事業を続けて四半世紀という節目の年とも重なる。