三井不動産の沖縄リゾート「はいむるぶし」、最上位客室「オーシャンフロント・プールヴィラ」8室で改装が完成形に
三井不動産グループの沖縄リゾート「はいむるぶし」(小浜島)が7月15日、海を望むプールヴィラ8室を開業し、数年がかりの改装が最上位客室で完成形を迎えた。全156室のうちの8室という小さな増室だが、狙いは規模拡大ではなく、日本最南端のビーチリゾートに新興の高級ホテルと渡り合える価格帯を持たせることにある。

三井不動産グループが運営する沖縄・八重山諸島の小浜島のリゾート「はいむるぶし」が7月15日、海を望むプールヴィラ8室を新たに開業した。同リゾートによると、数年にわたり進めてきた改装の最上位に位置づける客室で、これにより全体の客室数は156室になるという。
新設したヴィラは1室123平方メートルで、水温を調整できる専用プールを備える。複数の客室を接続し、最大6名までの1グループで利用できるタイプもあるという。いずれの客室も西表島側の海を望む立地だ。
ヴィラの開業にあわせ、同リゾートはテクノジム製の器具をそろえた約100平方メートルのフィットネススタジオ(24時間利用可)、授乳スペースを備えた約45平方メートルのキッズルーム、新たな夕日の見どころ「夕日の丘」も整備した。改装ではこれまでにスパやサウナ、静寂のプールなども新設しており、今回でひとまず完成形を迎える。同リゾートは今回の改装全体を、慌ただしく動き回るのではなく何もせずに過ごす贅沢さを大切にするという、開業以来の考え方の集大成と位置づけている。
156室のリゾートに8室を加えるだけの改装だが、狙いは客室数の拡大ではなく、価格帯の底上げにある。日本の観光地図の南端に位置するこのリゾートに、沖縄で相次ぐ新規開業の高級ホテルが標準装備にしつつある専用プール付きヴィラを持たせることで、価格競争力を保とうという判断だろう。ただし、この賭けが成立するかは、宿泊数の長い滞在を前提にしたこの客室タイプへの訪日・国内双方のレジャー需要が今後も続くかにかかっている。同リゾートが12月末まで割引プランを併走させている点は、その需要をまだ既定路線とは見ていないことをうかがわせる。