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阪急うめだ本店の地下食品フロアに中秋の名月にあわせ月餅ポップアップ

神戸の運営会社による、天然色素使用・和の口当たりに仕立てた生月餅が、中秋の名月にあわせて阪急うめだ本店の地下食品フロア「デパ地下」に1週間限定で出店した。小さな期間限定出店だが、floortokが追う百貨店フロアの細かな入れ替わりそのものだ。

百貨店地下の食品フロアにある売場を描いたイラスト。パステルカラーの丸い月餅が段になった台に並び、上には紙製の月とうさぎの飾り。シルエットの買い物客が箱に手を伸ばし、デパ地下らしい暖かな照明が売場を照らす。
イラスト:floortok.com

神戸市に拠点を置くキャセリンハウスは、大阪・阪急うめだ本店の地下1階「フードステージ」で、生月餅「Fortune Moon Cake」の売場を、中秋の名月(お月見)にあわせて9月23日から29日まで出店したと発表した。

商品は全4種、各486円。「福」(ラズベリー×ゴールデンミルク餡)、「寿」(ブルーアールグレイチョコレート×白餡)、「龍」(小豆×チョコレート)、「桔梗」(生クリーム×小豆)をラインナップし、色づけには合成着色料を使わず、バタフライピーやビーツ、クチナシなど植物由来の素材のみを用いているという。生地も、中国や香港の焼き月餅に多い密度の高いタイプではなく、もちのように柔らかい「氷皮(スノースキン)」タイプを採用したと同社は説明している。

あくまで1週間限定の小規模な出店であり、大きな戦略転換を示すものではないが、この入れ替わり自体が意味を持つ。阪急うめだ本店の地下食品フロアは、常設テナントに任せきりにせず、短期・単独運営の企画を回転させ続けている。中国発祥の月餅を、もちのような食感・天然色素・1000円未満の価格帯という形で日本向けに作り替えたこと自体が、うまく調整すれば中華圏由来の季節商材でも日本の消費者に届き得るという小さな賭けだ。