floortok

Journal

·
ニュース

阪急うめだ本店、B1食品フロアを1週間「笠間の栗」一色に

阪急うめだ本店は、「栗の栽培面積日本最大級」を謳う茨城県笠間市にちなんだ9店舗によるフェアを開催する。目玉はパリ修業のパティシエによる、1日30個限定の特製モンブラン。大型物産展の合間を埋め、旗艦店地下の来店頻度を保つための、日本の百貨店が頼る定番の仕掛けだ。

栗と渦巻き状のモンブランが積まれた百貨店の食品売場と、並ぶシルエットの買い物客、ひとつの真鍮色のケーキスタンドを描いた編集イラスト。
イラスト:floortok.com

阪急阪神百貨店は10月5日付の発表で、大阪・阪急うめだ本店のB1階フードステージにおいて、「栗の栽培面積日本最大級」(同社)を誇る茨城県笠間市にちなんだ9店舗によるフェア「笠間マロンコレクション in OSAKA」を10月7日から13日まで開催すると明らかにした。

目玉となるのは、パリで修業を積んだパティシエ・小住匡弘氏(自身のブランド「Masahiko Ozumi Paris」を展開)による限定モンブラン「モンブラン 笠間マロン」(961円)で、販売は10月10日から12日の3日間、1日30個限定。もう一つの出店「カサマロンカフェ」では、注文ごとに生搾りするモンブランをテイクアウト999円、イートイン1,018円で提供する。残る7店舗も、それぞれ笠間の栗を使った菓子を1週間限定で出品する。

百貨店の地下食品フロアが近年力を入れる、単一食材に特化した地方物産フェアの小型版と言える。数量限定の目玉商品で行列を演出し、その行列自体が集客の広告塔になる手法だ。規模は9店舗・1週間と小さいが、大型の物産展の合間を埋め、旗艦店地下の来店頻度を保つための低コストな仕掛けとして機能する。

小住氏のモンブランが2日目までに売り切れるかどうかが、この企画の成否を測る実質的な試金石であり、阪急が来秋、笠間の扱いを拡大するかどうかを左右する材料にもなりそうだ。