阪神梅田本店「ワールドウォッチデー」に独立時計師ピム・コスラフ氏来店、最高3,960万円の時計も
阪神梅田本店は毎年恒例の「ワールドウォッチデー」に、独立時計師ピム・コスラフ氏(CVDK社)を迎え、4ブランドで最高3,960万円に及ぶ販売イベントを実施する。主要スイスメゾンにとどまらず、本格的なコレクター層を取り込もうとする百貨店時計売場の姿勢がうかがえる。

阪神梅田本店は9月30日付の発表で、独立時計師ブランド「CVDK(クリスチャン・ヴァン・デル・クラーウ)」の最高経営責任者ピム・コスラフ氏を10月10日、毎年恒例の「ワールドウォッチデー」に迎えると明らかにした。あわせて、独立系・オートクチュール系の時計4ブランドによる販売会も実施し、最高額の商品は税込3,960万円になるという。
イベントは10月10日・11日の2日間、同店9階の「プレミアムルーム」で開催する。コスラフ氏は10日の11時から18時まで来店する。同氏はこれまでに約30のムーブメント開発に携わってきた「現代を代表する独立時計師の一人」と紹介されている(同店発表)。CVDKのほか、ルイ・モネ、アーミン・シュトラウム、ヴェンペの計4ブランドが出品され、最高額となるのはCVDKの「グラン・プラネタリウム エキセントリック」(18Kローズゴールド、44mm)で、税込3,960万円。会場では、14世紀の天文時計までさかのぼり時計の歴史をたどる8枚のパネル展示も行われ、時計の針が最も美しく見えるとされる「10時10分」の位置をテーマに据えている。入場無料。
ブランド大使や百貨店バイヤーではなく、現役の独立時計師本人が来店するのは、主要スイスメゾンを中心とした従来の百貨店時計催事とは一線を画す。すでに大手メゾンを知り尽くし、独立系やオートクチュール系の時計を目的に探す本格的なコレクター層を取り込もうとする百貨店時計売場の姿勢の表れだ。目玉商品を税込3,960万円に設定したことも、通常の百貨店時計売場の水準を大きく超えており、ブティック時計師の価格帯を受け入れられる顧客基盤が阪神梅田本店にあるという判断がうかがえる。