三越伊勢丹、7月の国内百貨店売上高7.0%増 海外顧客売上高は32.1%増
三越伊勢丹の7月の国内百貨店売上高は前年比7.0%増となったが、伸びを支えたのは海外顧客だ。売上高は32.1%増と、国内全体の4倍以上のペースで伸びた。

三越伊勢丹ホールディングスは、2026年7月の国内百貨店事業の売上高が前年同月比7.0%増になったと、月次売上レポートで発表した。伸びを牽引したのは海外顧客で、売上高は32.1%増と、国内全体の伸び率の4倍以上のペースで拡大した。
商品別ではジュエリー・貴金属が29.1%増と最も高い伸びを記録した。同社によると、円安基調が続くなかで高額品を求める訪日客の来店が続いたことが背景にあり、時計やラグジュアリーブランドのハンドバッグ、婦人服なども増収に寄与したという。
旗艦店ごとの差
都心3店舗の伸び方にはばらつきがみられた。伊勢丹新宿本店は全体で15.5%増、免税売上高は47.2%増。三越日本橋本店は全体で7.9%増にとどまったが、免税売上高は53.1%増と3店のなかで最も高い伸びとなった。一方、銀座三越は全体で11.3%増だったものの、免税売上高の伸びは9.1%増と、他の2店に比べて相対的に緩やかだった。
3店舗に共通する構図は、この夏の都内百貨店に広くみられる傾向と重なる。国内客による売上は堅調だが突出した伸びとまでは言えず、伸びの大部分は円安を背景とした免税売上に集中している。銀座三越の免税売上の伸びが新宿・日本橋の2店に比べて緩やかだった点は注目される。ただし、これが同店の国内客への依存度の高さを示すのか、それとも訪日客のシェアを取り戻せていないだけなのかは、今回の数値だけでは判断できない。
前年同月比(%)