ジャガー・ルクルト、銀座・並木通りのブティックを刷新 時計制作体験フロアを備えた新旗艦店へ
ジャガー・ルクルトが銀座・並木通りのブティックを4日間閉め、日本初の体験型時計制作フロアを備えたヘリテージ主導の新旗艦店として再オープンする。時計通りとしての性格を強める並木通りへの投資をさらに深める動きだ。

ジャガー・ルクルトは、銀座・並木通りのブティックを8月16日に一旦閉店し、4日後の8月20日に同じ通り沿いの新しい住所(東京都中央区銀座5-5-15)で再開する。リシュモン ジャパンが7月27日付でPR TIMESを通じて配信したリリースが明らかにした。
新店舗の4階には「アトリエ・ド・アントワーヌ」と名付けられたフロアを設ける。リリースによれば、同メゾンとして日本初となる体験型の時計制作フロアで、来店客はムーブメント組み立ての実演を見学できるほか、看板モデル「レベルソ」の裏蓋反転機構の仕組みを学べる「レベルソ ワークショップ」にも参加できる。あわせて、190年を超える製造の歴史をたどる希少なオートクチュール級の複雑機構モデルなども展示するという。
移転後も銀座には2つのジャガー・ルクルトの拠点が业存する。业木通りの新旗艦店と、既存のGINZA SIXブティックだ。リリースはGINZA SIX店について、より現代的な感性を反映した幅広いコレクションを紹介する場と位置づけている。新店舗の営業時間は11時から19時とのことだ。
今回の投資は単発の動きというより、一つの流れに沿ったものだ。並木通りは複数のスイス時計メゾンが並木沿いに複数階の旗艦店を構える「時計通り」としての性格を強めており、体験型の制作フロアは人材とプレゼンテーションに軸足を置いた戦略といえる。購入を単なる取引ではなく学びの機会に変えるこうした演出は、すでに最高水準のサービスを当然と考える日本の顧客に対し、ハイコンプリケーション時計の価格を正当化するための接客劇場として、今後さらに重要になっていくはずだ。