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ケリング、グッチのビューティー事業をコティからロレアルへ——契約満了の1年前倒しで移管

ケリングは、グッチとロレアルが2027年半ば開始の50年間の独占ビューティーライセンス契約を締結したと発表した。2028年満了予定だったコティとの既存契約を1年前倒しで終了させる内容で、コティには早期終了の対価として約4億ドルが支払われ、移行コストの約7割はロレアルが負担する。

磨かれた台に置かれたラグジュアリーな香水瓶とコスメを、金色のアクセントとともに描いた静物イラスト。
イラスト:floortok.com

ケリングは、グッチとロレアルが2027年半ばを発効日とする50年間の独占ビューティーライセンス契約を締結したと発表した。当初2028年6月30日まで続く予定だったコティとのグッチ・ビューティー契約を、1年前倒しで終了させる内容だ。

ケリングによると、コティは早期契約終了の対価として、2026年に2億5,000万ドル、2027年に最大1億5,000万ドルの合計約4億ドルを受け取るほか、一部在庫の譲渡も行われる。この早期終了コストの約7割はロレアルが負担するという。ロレアルのルカ・デメオ最高経営責任者は「今回の合意はグッチ、ロレアル、コティのいずれにとっても価値を生み出す」と述べた。

契約を待たずに前倒しで終了させる決断は、ケリングがグッチのブランド戦略の主導権をより早く取り戻そうとしていることを意味する。ビューティー領域はラグジュアリーメゾンが最初にライセンス供与する分野であると同時に、大規模に展開しながらブランドの世界観を保つのが最も難しい分野でもある。グッチのフレグランス・コスメ事業をロレアルへ前倒しで移すのは、コティとの契約が自然満了するのを待たず、今この整合性を得たいというケリングの意思表示であり、グッチの再建がケリング自身にとってどれほど中心的な課題かを物語る。