ラグジュアリーを二分する日本市場
世界の主要ラグジュアリー各社の決算が出そろうなか、その日本売上高はきれいに二分された。ジュエリー・時計は急伸し、観光客依存度の高いブランドは軟調——日本の百貨店を再編しつつある、中国インバウンドをめぐる同じ分断である。

この決算期、日本のラグジュアリー顧客が変わったわけではない。変わったのは、彼らがどのメゾンを選んだかだ。7月にかけて世界の主要ラグジュアリー各社が決算を発表するなか、その日本売上高はきれいに二分された。カルティエを擁するリシュモンは日本売上が為替一定ベースで36%増、エルメスは同11%増、スウォッチは20%増。対照的に、コーチの日本売上は10%減、バーバリーは6%減、フェラガモも減少した。同じ国、同じ時期でありながら、正反対の結果である。