Lystの2026年Q2「ホットリスト」、首位はシャネルも需要急伸で際立ったのはイッセイ ミヤケ
ファッション検索プラットフォームのLystが公表した四半期ランキングで、シャネルが今回も首位を維持した。一方、四半期の需要伸び率で指数中最大の伸びを記録したのはイッセイ ミヤケだった。

ファッション検索プラットフォームのLystは、四半期ごとの需要ランキング「Lyst Index」の2026年第2四半期版で、シャネルが首位を維持したと発表した。同社は、「ココビーチ」および「メティエダール2026」コレクションの発表がブランドへの関心を押し上げたとし、プラットフォーム上でのシャネルのサングラスに関する検索は前四半期比70%増加したとしている。
Lystによれば、この指数は自社プラットフォームを利用する年間1億6000万人超の購買データに、検索・SNS・エディトリアルなどのシグナルを組み合わせ、3カ月間の需要動向を測定するもの。今回、フィービー・ファイロの自身の名を冠したブランドが18位で初のランクインを果たした。同ブランドへの検索数は前四半期比29%増加したという。
指数全体で四半期の需要伸び率が最大だったのはイッセイ ミヤケで、前四半期比100%増。Lystは同ブランドを今四半期の「急伸ブランド」の一つに位置づけた。同ブランドの「マダムTストール」は、同四半期の世界の「最もホットな商品」ランキングで2位となった。Lystは、この四半期に最も強かった商品の傾向として、消費者の実際の夏の暮らし方・装い方に合致したアイテムが選ばれたとしている。
四半期で需要が倍増するというのは、Lystの基準に照らしても稀な動きであり、それがプリーツや高機能素材で知られ、シーズントレンドを追うタイプのブランドではないイッセイ ミヤケで起きた点が興味深い。フィービー・ファイロの初ランクインやシャネルの首位維持が「ブランド名の力」を映すものだとすれば、イッセイ ミヤケの急伸は商品そのものへの需要の表れと読める。話題のコラボレーションや著名人の起用なしでも、日本の老舗ブランドの世界的な人気が急伸しうることを示している。