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松坂屋名古屋店、新人デザイナー3人と愛知の繊維・陶磁器産地が競演 10月21日から

松坂屋名古屋店は、ファッションフロンティアプログラムの新人デザイナー3人を本館4階の催事スペースに招き、知多木綿や常滑焼・瀬戸焼、尾州の織物端材といった愛知の繊維・陶磁器産地の素材を1週間かけてウェアラブルな作品に仕立て直す。同百貨店が2023年から支援してきた、産地と新人デザイナーをつなぐ企画の継続だ。

仕立てのコート、陶器、織物の端材を段状の台に並べた百貨店の催事場を描いたイラスト。小さな人影が二つ添えられている。
イラスト:floortok.com

大丸松坂屋百貨店は、松坂屋名古屋店本館4階にて「愛知ファクトリー×次世代ファッションデザイナーズWEEK」を10月21日から27日まで(10時〜20時)開催すると発表した。ファッションフロンティアプログラムの新人デザイナー3人が、愛知県の地域素材や工芸技術と組む企画だ。

社会・環境的なテーマに取り組む衣服づくりを手がける梅宮青氏は、知多木綿と常滑焼を使った本企画用のコートを制作し、会期中(21日〜27日)在店する。来場者は、朱・灰・黒の6形から選べる18種類の常滑焼オリジナルボタンを使って自分の衣服をカスタマイズできるワークショップ(約15分、税込500円、同時2名まで、先着順)に参加できる。

身体と外界の境界を探る「身にまとうアート」を手がける堀川和紗氏は、瀬戸焼と越前和紙を用いた作品を出展し、10月25日・26日の2日間限定で在店する。

尾州の毛織物工場で生まれる織耳(端材)を用いる山田菜々葉氏は、本来は廃棄される素材を紡ぎ、編み、ほどくことで素材が生まれ循環する過程を見せる。21日から24日まで在店し、その端材からミニマフラーを編む税込3,800円のワークショップを開催する(1回4名、各日11時・14時の2回、Peatixでの事前予約を推奨)。

ファッションフロンティアプログラムは、デザイナーの中里唯馬氏が2021年に創設した、「何を作るか」だけでなく「なぜ、どう作るか」を問い、創作を社会との対話の手段とする新人デザイナーの発掘・育成プログラムで、大丸松坂屋百貨店は2023年から協賛している。百貨店側にとっては、知多の木綿、常滑・瀬戸の陶磁器、尾州の毛織物といった地域の素材調達ストーリーを来場理由に転換する催事でもある。有料ワークショップを組み込んだ日程限定の企画は、他の百貨店の季節催事と来店客を奪い合う催事フロアに、独自の訴求力を持たせる試みといえる。