カナダグース、御殿場プレミアム・アウトレットに東日本初の恒久アウトレット店
三菱地所・サイモンは今秋、御殿場プレミアム・アウトレットに恒久5ブランドと初出店の期間限定4ブランドを迎える。目玉はカナダグースの東日本初となる恒久アウトレット店で、高級アウターブランドが正価店に加えてディスカウントチャネルの拠点を広げる動きの一例だ。

三菱地所・サイモンは10月20日付の発表で、静岡県の御殿場プレミアム・アウトレットに9月26日から11月6日にかけて新規5ブランドの恒久店舗がオープンすると明らかにした。このうちカナダグースについて、同社は東日本では初となる恒久アウトレット店だとしている。
ほかの4ブランドは、9月26日にヒルサイドで合同店舗を開いたXLARGE/X-girl、10月9日にウエストゾーンで開業したAVIREX、カナダグースと同じ10月30日にオープンするマリテ・フランソワ・ジルボー(同社によれば国内唯一の常設店)、そして11月6日にイーストゾーンで開業するKEENとなる。
このほか4ブランドが11月末までの期間限定出店を行う。コーンズ・トレーディング・キッズとライフスタイルショップのBIOTOPはいずれも国内のアウトレットモールへの初出店で10月初旬に開始。英国のアウターブランド「Lavenham」はアウトレット限定価格での販売、釣具ブランド「STUNNING LURE」はプレミアム・アウトレット全店舗を通じて初の出店となる。マリテ・フランソワ・ジルボーの開業に合わせ、三菱地所・サイモンは10月30日から11月1日にかけて先着40人に御殿場限定のキーリングを配布する。
カナダグースはすでに日本国内で正価販売チャネルを展開しているブランドで、恒久アウトレット店の追加は、正価戦略を崩さずにアウトレット客を取り込もうとする高級アウター・ライフスタイルブランドの流れに加わる動きだ。富士山を望み、都心からバスでおよそ2時間の御殿場は、こうしたブランドの受け皿となってきた。三菱地所・サイモンにとっても、わずか6週間で恒久5ブランド・初出店ポップアップ4ブランドを入れ替えることは、大規模な改装を伴わずとも既存の施設でテナントを回転させ続けられることを示している。
アウトレット展開が日本におけるカナダグースの価格ポジショニングを損なうのか、それとも正価では取り込めなかった需要を新たに獲得するだけなのかは、アウター・アウトドアブランドがフラッグシップに加えてディスカウントチャネルの店舗を増やすたびに問われる論点だ。