三井ガーデンホテル・プラナ東京ベイ、改装第1期が完了 2028年春まで段階的刷新へ
三井不動産が、東京ディズニーリゾートに隣接する550室のホテル「三井ガーデンホテル・プラナ東京ベイ」で、改装第1期を9月11日に完了した。客室87室と大浴場・エントランスなどの共用部を刷新しており、高級ホテル開業が相次ぐ中、既存のファミリー・インバウンド向け客室を段階的に更新する同社の動きを示している。

三井不動産は、東京ディズニーリゾートに隣接する千葉県浦安市の550室のホテル「三井ガーデンホテル・プラナ東京ベイ」で、改装工事の第1期を完了し、9月11日にリニューアルオープンしたと発表した。今回刷新したのは6階・7階の客室計87室と、エントランス、キッズスペース、大浴場などの共用部だという。
同社によると、エントランスにはセルフチェックイン機を15台導入し、キッズスペースには年齢別に分けたボールプールを新設、大浴場はパウダールームやロッカーを拡張した。館内レストラン「プラナスタイル」にはハワイアンコーナーも新設した。同ホテルは提携ホテル間シャトルバスで結ばれており、ピーク時にはおよそ10分間隔で運行、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーへは約20分でアクセスできるという。今回は全館改装の第1期にあたり、2028年春までに全客室を順次リニューアルする計画だが、投資額は明らかにされていない。
都内では高級ホテルの開業が相次ぐ中、今回の案件は地味に映る。だが、これは三井不動産が抱えるもう一つの宿泊事業の姿を示している。開業から約20年が経つファミリー向けホテルを、建て替えではなく客室単位で段階的に刷新する動きだ。東京ディズニーリゾートの集客力が底堅い需要の下支えとなる中、既存の中価格帯客室を改修していく手法は、国内最大手デベロッパーが新築に頼らずゲストの期待値上昇に対応する、比較的リスクの低い選択と言える。