マリオットの「モクシー」、ニセコビレッジのゴンドラ脇に開業 ― 日本のアルペンリゾート初出店
マリオットが、ニセコビレッジのゴンドラ脇に310室のホテル「モクシー ニセコビレッジ」を開業した。遊び心のあるライフスタイルブランド「モクシー」にとって日本のアルペンリゾートでは初出店となる。12月には8人乗りへの更新でゴンドラの輸送力が倍増する予定で、そのタイミングに合わせた開業となった。

マリオット・インターナショナルは、北海道・ニセコビレッジのゴンドラ乗り場に隣接する310室のホテル「モクシー ニセコビレッジ」を開業したと発表した。宿泊客はゲレンデへスキーイン/スキーアウトで直接アクセスできるという。同社によれば、日本国内では5軒目のモクシーであり、遊び心を打ち出したライフスタイル系ブランドとしては、日本のアルペンリゾートへの初出店となる。
同社によると、新千歳空港からは車で約2時間、JR ニセコ駅までは10分、JR倶知安駅までは20分の立地だという。客室はロフト風の二段ベッドを中心に設計され、館内には「モクシーバー」「モクシーバー&カフェ」「モクシーグラブ&ゴー」の3つの飲食施設のほか、24時間利用可能なフィットネスセンターと屋外の足湯を備える。
マリオットでアジア太平洋(中国を除く)担当のチーフ・ロッジング・プロダクト&サービス・オフィサーを務めるクリスティアーノ・リナルディ氏は発表の中で、「ニセコが年間を通じて持つ魅力や世界的な知名度、冒険心をかき立てる雰囲気は、モクシーの世界観と自然に重なる」と述べた。
同社によれば、12月には8人乗りへの更新で新しいゴンドラが稼働予定で、ニセコビレッジの輸送力は倍増し、30キロメートル超のゲレンデへのアクセスが可能になるという。今回のホテル開業は、そのタイミングに合わせたものだ。
これまでニセコに進出してきた海外ホテルブランドは、リッツ・カールトンやパーク ハイアット、フェアモントなど、フルサービス型の高級ホテルに偏ってきた。ゴンドラ脇という好立地に、遊び心を前面に出したセレクトサービス型ブランドが入るのは、リゾートの旗艦ホテルほどの価格を払わずにスキーイン/スキーアウトの利便性を求める、より若く、デザイン志向の高いスキーヤー層を狙った布石とみられる。ゲレンデの輸送力そのものが倍増するタイミングにこうした布陣を敷いたことは、ニセコの次なる需要の重心がどこにあるかというマリオットの読みを映している。