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名鉄、豊田市駅の高架下に商業施設「μPLAT豊田市」を8月26日開業

名古屋鉄道が豊田市駅の高架下に8店舗からなる小規模な商業施設を8月26日にオープンする。開業はアジアパラ競技大会の開催時期に合わせたもので、自動車工場のまちに珍しく来街者が集まるタイミングを狙う。

高架鉄道の下に作られた小さな商業施設を描いた編集イラスト。線路の下にコンビニと数店舗が並ぶ。
イラスト:floortok.com

名古屋鉄道(名鉄)は、豊田市駅の高架下に建設した延床面積約1,330平方メートルの商業施設「μPLAT豊田市」を8月26日に開業すると発表した。施設内のファミリーマートは本開業に先立ち、8月19日に先行オープンする。

発表によると、施設はファミリーマートに加えて7区画・8店舗で構成される。

名鉄は、今秋開催されるアジアパラ競技大会に合わせた開業だとし、国内外からの来訪者を施設として迎え入れる狙いがあると説明している。同社の現行の中期経営計画が掲げる「魅力ある地域・まちづくり」の一環と位置づけており、施設デザインには豊田市のものづくりの歴史や周辺の自然環境を取り入れたという。

駅前の8店舗規模の商業施設だけで名鉄の業績が大きく動くことはないだろう。だが、これは日本の鉄道各社が大型テナントの誘致を待つ間に積み重ねてきた、高架下(こうかした)の遊休空間を賃貸可能な商業スペースに転換する、低リスクかつ来街頻度の高い開発の典型例だ。自動車工場のまちとして知られ、商店街的な求心力を持たなかった豊田市にとって、国際的な来訪者が一時的に増えるタイミングに合わせた開業は、次の集客の核が駅そのものになりうるという小さな賭けでもある。