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ペニンシュラ運営会社HSH、上期黒字転換 香港・東京の旗艦ホテルに21億香港ドルの改装投資

ペニンシュラホテルグループを運営するHSHが2026年上期に黒字転換した。同時に、旗艦ホテルであるザ・ペニンシュラ香港とザ・ペニンシュラ東京への改装投資として、合わせて21億香港ドルの予算を承認したことも明らかにした。

温かい灯りの点る窓と足場に覆われた大きなホテルの外観、円形の車寄せを歩く後ろ姿のシルエットを描いたイラスト。
イラスト:floortok.com

ペニンシュラホテルグループを傘下に持つ香港上海大酒店(HSH)は8月8日発表の中間決算で、2026年1〜6月期に黒字転換したと明らかにした。株主帰属利益は2300万香港ドルとなり、前年同期の2億8900万香港ドルの赤字から回復した。

グループ全体の合算売上高は前年同期比8%増の39億5100万香港ドル(住宅事業を含めると43億4600万香港ドル)、合算EBITDAは22%増の8億5300万香港ドルだったとしている。

ベンジャミン・ヴュショ最高経営責任者(CEO)は決算発表で、2026年上期は黒字転換とともに売上高・EBITDA・主要指標がいずれも改善したとコメントした。

同時に取締役会は、ザ・ペニンシュラ香港とザ・ペニンシュラ東京という旗艦2施設の改装計画を承認したという。想定予算は両施設合わせて21億香港ドル。HSHは施設ごとの予算配分や着工時期は明らかにしていない。

発表ではこのほか、ザ・ペニンシュラ シカゴが6月に開業25周年を、ザ・ペニンシュラ マニラが50周年を迎えたことにも触れている。

日本にとって重みを持つのは改装計画の方だ。ペニンシュラ東京は、円安を追い風に高額消費の訪日客が過去最多水準で流入し、アマンやブルガリなど競合も相次いで東京に新規フラッグシップを開いてきた、国内でも屈指の激戦区に立地する。新規開業だけでなく既存資産の改装に資金を投じる判断は、HSHが東京の現在の価格決定力を持続的とみていることの表れといえる。工事の足場が外れた後も客室単価の上乗せ分を維持できるかどうかが、この賭けの成否を分ける。