伊豆の20面リゾートと青山のゴルフラウンジ併設コート — ピックルボール専用施設が1週間で相次ぎ開業
静岡の伊豆リゾートヴィラが20面のピックルボールコートを、東京・南青山のCopterOneがゴルフラウンジ併設の屋内1面を、5日の間に相次いで開業した。規模の対極にある2つの専用施設だが、いずれも自社の実績以上のことは語っていない。

今月、日本国内でピックルボール専用施設が5日の間に相次いで開業した。規模の対極にある2施設だ。静岡のリゾート内にできた20面のコートと、東京の既存ゴルフラウンジに併設された屋内1面のコートである。
静岡県東伊豆町の伊豆半島にある「伊豆リゾートヴィラ」(運営:伊豆バイオパーク株式会社)は7月20日、全20面のピックルボールコートを開業した。同社によると、オープニングセレモニーではテープカットや始球式、プロ選手によるデモンストレーション、一般向けの体験プレイなどが行われたという。伊豆バイオパークは同施設を「国内最大規模」とコート数の面でアピールしているが、これは運営会社自身の主張である。
東京では、CopterOne株式会社が7月15日、南青山にある既存のゴルフラウンジ「Loun9ine」内に「Pickle9」を開業した。表参道駅・外苑前駅からいずれも徒歩数分の立地だという。同社によると、屋内専用コート1面(最大8名利用可)を、既存のゴルフシミュレーターブース4台に併設する形で新設した。営業時間は午前11時から午後11時までで、ピックルボールコートの利用料は曜日・時間帯により1時間9,000円から13,000円だという。CopterOneは、同エリアで初となる屋内専用ピックルボールコートだとしている。
今回の2件は、floortokがこの夏追ってきたピックルボール施設の広がり — 池袋のSansanの専用コートや、プリンスホテルズが箱根仙石原の施設に新設したコートなど — の延長線上にある。伊豆リゾートヴィラは規模型の投資で、東京から約3時間のリゾートで、複数日滞在の客を見込んだ大会規模のプログラムを組めるだけのコート数をそろえた。一方のPickle9は立地活用型で、既存のゴルフラウンジの遊休スペースに1面を加え、都内でも屈指の高級商業エリアで「ゴルフの夜」と「ピックルボールの夜」を組み合わせられる客層を狙う。どちらの発表も、日本におけるピックルボール市場全体の規模については数字を示していない。両社が自信を持っているのは、あくまで自社の施設と自社の客層がその投資に応えられるかという、より狭い範囲の話だ。