ポーラ、主力ホテルアメニティを刷新 「アロマエッセ リチュアル」で就寝前のケアまで拡張
ポーラは、全国4500超の宿泊施設に導入してきたアメニティブランド「アロマエッセ」を「アロマエッセ リチュアル」として刷新する。従来はシャンプーやボディウォッシュにとどまっていたラインナップに、就寝前向けの睡眠マスクとピローミストを新たに加えた。

ポーラは、ホテルや旅館向けのアメニティブランド「アロマエッセ」を9月1日付で「アロマエッセ リチュアル」として刷新すると発表した。従来のシャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュに加え、新たに睡眠マスクとピローミストを投入する。同社によると、アロマエッセは2025年末時点で全国4500以上の施設に導入済みだという。
新製品は精油をブレンドした処方で、天然由来の香りと豊かな感触を届けることを狙っているとポーラは説明する。同社はこの刷新を「ウェルネスな滞在」という文脈で位置づけており、宿泊客が求める価値が滞在そのものから体験全体へと広がり、心身のバランスや深い休息を求めるウェルネス・リトリート的な需要が高まっているとしている。
ホテルのアメニティボトルは、宿泊客が自ら選んで出会うわけではない数少ない美容ブランドとの接点であり、いわば宿泊施設への供給契約であると同時に静かな「お試し」の場でもある。3アイテムだったキットを5アイテムに広げ、そのうち2つを浴室ではなくベッドサイド向けの製品としたことで、「アロマエッセ リチュアル」は使い捨てのアメニティセットというより、自宅でのスキンケアルーティンに近い形になった。今回の発表では価格も具体的な導入施設名も明らかにされておらず、既存の4500施設という基盤を超えてどこまでこの路線を広げるのか、そしてベッドサイドでの接触を本製品の購入につなげられるかどうかは、今回の発表だけでは見えてこない。