PPIH、「トイザらス・ベビーザらス」154店舗を承継しグループ総店舗数が1,045店に到達
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、日本トイザらスが運営する154店舗を事業譲渡により承継し、国内外のグループ総店舗数を1,045店に伸ばした。1989年のドン・キホーテ1号店開業以来、買収を重ねてきたPPIHが自ら「念願」と位置づける1,000店舗突破の節目となる。

ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、日本トイザらス株式会社が全国で運営する154店舗について、10月30日付の事業譲渡によりPPIHグループに加わったと発表した。既存の国内・海外店舗891店舗と合わせ、グループの総店舗数は1,045店舗となった。PPIHは11月2日の発表で、これを自ら「念願」としてきた1,000店舗突破と位置づけている。
PPIHの成長は、1989年3月に東京都府中市で開業した「ドン・キホーテ」1号店に遡る。以来、同社は「個店主義」と呼ぶ出店手法による自社成長に加え、総合小売の長崎屋、ユニーのアピタ・ピアゴ、そして今年7月に完全子会社化したOlympicグループ(98店舗)など、買収による拡大も重ねてきた。PPIHによれば、トイザらス・ベビーザらスは今回、ディスカウント事業、ユニー系のスーパーマーケット業態、海外事業と並ぶ、グループ内の第4の独立した業態として加わったことになる。
2026年11月時点のPPIH国内店舗網924店舗の内訳は、ディスカウント事業・小型業態が549店(ドン・キホーテ302店、MEGAドン・キホーテ146店、MEGAドン・キホーテUNY・ドン・キホーテUNY62店、ピカソ、エッセンス、エキドンキ、ソラドンキ、情熱職人、ドミセ、キラキラドンキ等の小型業態39店)、ユニー系・新業態が221店(アピタ・ピアゴ123店、ロビン・フッド5店、Olympic93店)、そして新たに加わったトイザらス・ベビーザらス154店となっている。海外店舗121店舗は、北米(カリフォルニア、ハワイ、グアム)78店とアジア(シンガポール、香港、タイ等)43店に分かれ、DON DON DONKI、Gelson's、MARUKAI/TOKYO CENTRAL、TIMES等の業態で展開しているという。PPIHの発表による。
トイザらスの取り込みは、店舗数の増加であると同時に、プロダクト面での打ち手でもある。PPIHは自前で玩具・ベビー用品業態を立ち上げるのではなく、長崎屋、ユニー、Olympicのときと同様に、専門チェーンをそのまま取得する手法を選んだ。すでにドン・キホーテの売場内で玩具・子供用品を扱ってきたPPIHにとって、オンラインストアも含む154店舗の専門チェーンを傘下に収めることは、ディスカウント事業、スーパーマーケット事業、海外事業と並ぶ第4の柱を持つことを意味する。今回の発表では、譲渡条件や、トイザらス各店が従来のブランドを維持するのか、他業態へ転換・統合されるのかについては触れられていない。
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