サンリオ、日本の営業利益20%増 アジア・北米は増収減益
ハローキティやポムポムプリンを擁するサンリオは、国内事業の伸びが際立つ。上期の日本の営業利益は20%増えた一方、アジアと北米は増収ながら減益となり、ライセンス主体のビジネスモデルが最も確実に稼げるのは依然として国内であることを映す結果となった。

ハローキティやポムポムプリンなどのキャラクターを展開する株式会社サンリオは11月6日、2027年3月期第2四半期(中間期、2026年4〜9月)の連結業績を発表した。売上高は22.9%増の1,077億円、営業利益は9.4%増の428億円、純利益は6.1%増の291億円だった。
最大セグメントの日本の営業利益は20.1%増の300億円。物販その他は国内購買者数の増加、「ポムポムプリン」30周年施策、当たりくじ商材の販売拡大により16.3%増の446億円、ライセンスは30.6%増の181億円となった。
7月には前年の原宿店に続く大型店「サンリオ心斎橋店」を大阪に開業した。東京の「サンリオピューロランド」は中間期として過去最高の来場者数を記録した一方、大分の「ハーモニーランド」は7月28日の熊本地震、猛暑、9月の長雨の影響を受けた。
海外は増収ながら利益が伸び悩んだ。アジアは売上高が31.4%増の244億円となったが、営業利益は4.3%減の97億円。北米は売上高が7.7%増の118億円に対し、営業利益は31.9%減の23億円にとどまった。
海外子会社はすべて12月決算のため、今回の中間期には2026年1〜6月の実績が反映されており、4〜9月の日本セグメントとは期ずれがある。この決算期相違による連結調整前の営業利益は445億7,000万円(20.0%増)だったという。
6月23日公表の通期予想は据え置き。売上高2,298億円(18.4%増)、営業利益895億円(15.0%増)、純利益638億円(16.8%増)を見込む。
見出しの増収増益率だけでは見えない構図として、直営店やテーマパーク、国内ライセンスを通じて自社で運営する日本事業が、この上期は海外(アジア・北米)よりもはるかに効率よく収益を利益に転換した点が挙げられる。アジア・北米は増収下でもコスト増が重く、営業利益は実額で減った。日本小売の視点では、サンリオの最も堅調な事業単位が依然として国内である、と読める結果だ。
営業利益の前年同期比(%)