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Sansan、都内初の大型ピックルボール施設を池袋に開業——アシックスが公式パートナーに

名刺管理サービスのSansanが、都内初とうたう大型ピックルボール専用施設を池袋に開いた。ビルの3フロアにコート7面を構え、アシックスと公式パートナー契約を結び、シューズまで貸し出して「手ぶら」で遊べる場を用意した。

都市の多層ビルにピックルボールのコートが積み重なり、屋上コートやラウンジ、ロッカーが描かれた、パドルとボールをあしらったイラスト。
イラスト:floortok.com

Sansanは7月10日、都内初の大型ピックルボール専用施設とうたう「Sansanピックルボールコート池袋」を開業し、スポーツ用品大手のアシックスを公式パートナーに迎えた。両社によると、アシックスは施設でシューズのレンタルを提供し、来場者は手ぶらでも本格的にプレーできる。

施設は東池袋駅から徒歩3分のビルの4〜6階に入り、インドア3面、アウトドア4面の計7コートを備える。周囲にはラウンジ、シャワー、ロッカーに加え、会議室やワーキングスペースも設け、プレー前後のリモートワークにも対応する——オフィス向けソフトを本業とするSansanらしい仕立てだ。インドアコートは午前6時から午後11時、アウトドアは午前9時から午後9時まで、通年で営業する。

施設はもともとパドルとウェアを貸し出しており、アシックスのシューズが加わることで「手ぶら」で楽しめる環境が整う。提携により館内にはアシックスの展示スペースが設けられ、共同の販促キャンペーンも展開する。ランニングやテニスのコートシューズで知られるアシックスにとっては、まだ道具選びの習慣が固まっていない新競技に足場を築く一手だ。

米国で急拡大したパドルスポーツのピックルボールは、日本でも最も伸びの速いラケット競技の一つだ。そこに、スポーツ企業ではなく名刺管理のSaaS企業であるSansanが意外な後ろ盾として現れた。今年はピックルボールワンに出資し、TBSと組んで「PPA ASIA Sansan 東京オープン」も主催する。不動産の視点でも、ビルの複数フロアを「スポーツ+仕事」の一体型に充てるのは、小売・オフィス双方で需要が動くなか、貸主が求める体験型の使い方の典型だ。そして、著名ブランドとの提携こそが、ニッチなコートを目的地へと変える。