西武プリンスホテルズワールドワイド、エース・グループ買収でHICAP「M&Aオブ・ザ・イヤー」受賞 ― 「エースホテル福岡」は2027年開業へ
日本のプリンスホテルグループの海外事業会社、西武プリンスホテルズワールドワイドが、2025年に買収したエース・グループ・インターナショナルの件でHICAP(アジア太平洋ホテル投資会議)の賞を受賞したと発表した。同時に、2027年開業予定の「エースホテル福岡」も明らかにしており、海外で取得したライフスタイルホテルブランドが日本に上陸することになる。

日本のプリンスホテルグループの海外事業会社である株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド(SPW)は、ニューヨークを拠点とする子会社エース・グループ・インターナショナル(AGI)とともに、HICAP(アジア太平洋ホテル投資会議、10月20〜22日開催)で「Merger & Acquisition of the Year Award」を受賞したと発表した。同賞は、2025年9月から2026年8月までに成立したアジア太平洋地域の主要なホテルM&Aを対象にしているという。
受賞対象となったのは、2025年9月に完了したSPWによるAGI事業の取得。SPWによると、選考では、両社のブランド価値を尊重しながらグローバルな成長を目指す戦略性が評価されたという。
SPWはこの発表の中で、「エースホテル福岡」を2027年に開業する計画も明らかにした。立地や部屋数、デザインなど、それ以上の詳細は示されていない。
SPWの代表者は、代表取締役社長兼CEOの金田佳季氏、AGI側はクリス・ペン(Chris Penn)CEOとされているが、発表文中に両者の直接的な発言は引用されていない。創業から100年以上のホテル運営の歴史を持つとするSPWは、この買収を「日本をオリジンとしたグローバルホテルグループ」を目指す取り組みの一環と位置づけ、国内外で合計250ホテルという目標を掲げているという。
注目すべきは受賞そのものよりも、その経緯だろう。日本の事業者が海外のライフスタイルホテルブランドを取得し、その取り組みが業界会議で評価され、今度はそのブランドによる日本での開業が明らかになった。福岡の立地などの詳細は示されておらず、どのような施設で、誰を対象にするのかは今後の焦点となる。