西武渋谷店、58年の歴史に幕
西武渋谷店が1968年の開店から58年を経て本日営業を終了した。閉店を彩ったのは記念写真展と思い出のメッセージを集めたウィンドウディスプレイで、跡地の行方はまだ示されていない。

西武・そごうは、西武渋谷店が本日9月30日をもって営業を終了したと発表した。1968年の開店から58年、渋谷の中心的な一角を担ってきた店舗が幕を下ろした形だ。同社が展開する「THE LAST 9.30 WED」特設ページで明らかにした。
同社によると、A館・B館を舞台に、1968年の開店から現在までの主な販促や改装の歴史を振り返る写真展や、最終日まで続いたクロージングセール、来店客からのメッセージや写真を集めた「思い出のウィンドウディスプレイ」など、一連の送別企画を実施したという。閉店を記念したクッキー缶やコスメセットなど数量限定商品も、閉店前の週に販売した(同社発表)。
渋谷はこの10年、西武が1960年代から体現してきた水平型の百貨店フォーマットではなく、渋谷スクランブルスクエアや宮下パークのような垂直型の複合商業施設を軸に、商業地としての姿を作り直してきた。総合百貨店が一つ姿を消すこと自体が跡地の用途を決めるわけではないが、フロアを回遊しながらファッションを探す従来型の店舗が渋谷からまた一つ減ることは間違いない。跡地に何が入るかは、今のところ開かれたままの問いだ。