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ケンゾー、九州初の恒久アウトレット店を鳥栖に出店 MARNI・メゾン キツネも新規参入

三菱地所・サイモンは、鳥栖プレミアム・アウトレットにケンゾーの九州初の恒久店を出店させ、MARNIとメゾン キツネも同アウトレットに九州で初めて加わる。2026年秋冬に向けたブランド陣容強化の一環だ。

夕暮れの屋外アウトレットモールの通りを描いたフラットベクターイラスト。日よけのついた店舗が斜めに奥へ連なり、紙袋を持つシルエットの買い物客が歩く。植栽の紅葉と小さな金色のアクセント。
イラスト:floortok.com

三菱地所・サイモン株式会社は10月16日付の発表で、佐賀県の鳥栖プレミアム・アウトレット(約170店舗)にケンゾーが九州初の恒久アウトレット店を10月23日に開業すると明らかにした。同時にMARNIとメゾン キツネも、同アウトレットのブランド陣容に九州で初めて加わる。

ケンゾーの新店舗(125号)は、同社がこれまで鳥栖で展開してきた期間限定の出店形態から恒久店へと切り替わる。三菱地所・サイモンによると、ケンゾーが九州でアウトレットの恒久店舗を持つのは初めてだという。MARNIは期間限定店(100号)として10月3日に開業し、2027年5月末ごろまでの営業を予定する。こちらも同社にとって九州初のアウトレット出店となる。

メゾン キツネも10月31日に期間限定店(425号)を開業し、2027年1月末ごろまでの営業を見込む。これも九州のアウトレット業態としては初出店となる。同じ2026年秋冬のラインアップ強化では、フレッド ペリー(1235号、10月3日開業、2027年9月末ごろまで)、タトラス(2005号、昨年に続くポップアップで10月9日開業、2027年2月末ごろまで)、マッキントッシュ/トラディショナル ウェザーウェア(215号、10月30日開業、2027年3月末ごろまで)が加わり、それぞれ九州で唯一のアウトレット店舗だと運営会社は説明している。同社は飲食・休憩スペースの拡充も進めているとし、開業・閉店時期は変更の可能性があるため、最新情報は施設公式サイトで確認するよう呼びかけている。

コンテンポラリー・ラグジュアリーのブランドが地方の需要をまず試す場になりやすいのがアウトレットだ。その意味で、季節限定のポップアップから恒久店へ切り替えたケンゾーの判断はより明確な賭けだといえる。季節的な言い訳なしに九州需要が続くと見ているということだ。一方、MARNIとメゾン キツネが期間限定店で参入するのは、より慎重な形の同じ賭けにあたる。福岡・佐賀から1時間ほどの約170店舗のリゾート型アウトレットが、東京や大阪では主に路面の直営店で展開するブランドをどこまで支えられるか、という問いである。

ケンゾーの恒久店舗が地理的な空白を埋める一度限りの動きか、それとも期間限定店で市場を試すコンテンポラリー・ラグジュアリー各社が続く恒久出店の最初の一例となるのか。来春、各ブランドの出店期間が切れるタイミングが見極めの機会になる。