ITサービス大手トランスコスモス、日本初のプロピックルボールリーグにチームオーナーとして参入
ITサービス大手のトランスコスモスが、ピックルボールの新プロリーグにチームオーナーとして参入。急拡大する競技人口を追って、企業スポンサーマネーも本格的に動き出した。

ITサービス・BPO大手のトランスコスモス(東証上場)が、企業がチームを保有する日本初のプロピックルボールリーグと同社が説明する「PXリーグ」にチームオーナーとして参入した。同社は7月17日に自社の日本語ニュースルームで発表し、5日後にはPRニューズワイヤーを通じて海外にも配信した。
トランスコスモスが保有するチーム名は「transcosmos NEXUS」で、本拠地は東京・豊島区のSansanピックルボールコート池袋となる。PXリーグの各チームは男女3名ずつの計6選手で構成され、選手のエントリーは8月10日から23日まで、ドラフトは9月12日に行われる。リリースによると、リーグ戦は2026年10月から2027年4月まで実施される。
リリースでトランスコスモスは、2026年の国内ピックルボール競技人口が前年の約7倍にあたる約33万人に達したと引用している。これは2025年時点で約2,430万人とされる米国の競技人口と比べればなお一部にすぎず、同社は国内市場の伸びしろを示す指標としてこの数字を挙げた。主催者によれば、PXリーグの前身にあたる育成シリーズ「Pickleball X」の過去2回には計約300人が応募したという。
チーム名「NEXUS」について、トランスコスモスは「複数のものがつながり、集まる中心点」を意味するとしている。
小売や宿泊で目立った接点を持たないサービス業のトランスコスモスにとって、チームオーナーへの参入は商品戦略というより販促(プロモーション)の一手と読める。急拡大し可処分所得も高いレジャー層に自社名を浸透させる狙いだろう。国内のピックルボールにおけるスポンサー経済圏はまだ値付けの途上にあり、7倍という成長率が続くなら、コート供給が追いつく前に同じ客層を狙う企業スポンサーがさらに増える可能性がある。