ゾフ、美容フレームの販売本数が7月に前年比165% 資生堂監修の研修で提案力強化
ゾフを展開するインターメスティックは、美容効果を訴求するフレームの販売本数が7月に前年同月比165%に伸びたと発表した。資生堂監修の研修を受けたスタッフが、視力矯正やファッション性にとどまらない「魅せる」メガネの提案を強化している。

アイウェアチェーン「Zoff」を展開するインターメスティックは、国内店舗および公式オンラインストアにおける美容訴求フレームの販売本数が、7月(1日~31日)に前年同期比165%に伸びたと発表した。同社は「美容・コスメ用途のメガネ・レンズ市場が拡大」とするリリースの中でこれを明らかにした。
同社は、店頭やオンラインで「インフルエンサー」として活動するZoffスタッフが、資生堂ビューティークリエイションセンター監修の「パーソナライズ診断基礎講座」を受講し、顔型理論や印象分析の知識を身につけたことで、美容視点を取り入れたメガネの提案体制を強化したとしている。対象となる店舗数やスタッフ数は明らかにしていない。
同社によると、肌色を補正する効果を掲げるレンズを搭載した「かんたん美支度メガネ」シリーズの中では、6月19日から8月31日の期間、「ソフトピンク」のレンズが同シリーズのレンズ販売の64%を占めたという。
今回の動きは、値引きではなく「人材」と「商品」を美容という切り口で作り込む戦略と読める。化粧品カウンターやドラッグストアが本来の競合であるはずの美容関連の消費に対し、メガネ販売店が顔型や肌色の診断という化粧品カウンター的な接客手法を取り入れ、視力矯正ではなく美容効果を軸にレンズを開発している点は、これまでメガネチェーンがあまり争ってこなかった領域への進出といえる。ただし、その効果が定着するかどうかは、こうした接客スキルを店舗網全体でどこまで均質に広げられるかにかかっている。発表資料自体は、研修がどこまで広がっているかまでは明らかにしていない。