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エース、新宿髙島屋で日本製バックパックのハーネス・フィッティングサービスを試験導入

東京の鞄メーカー、エースが新宿髙島屋で、税込6万2,700円の日本製バックパックを対象にした計測フィッティングサービスを試験的に実施する。他の百貨店への展開も予定しており、日本の鞄メーカーが「サービス」で差をつける手法を試している。

百貨店の紳士雑貨フロアにあるフィッティングコーナーのイラスト。計測用のフレームのそばに丈夫なバックパックがスタンドに立てかけられ、スタッフらしき後ろ姿が客の肩のあたりを指し示す。奥には長い通路に沿ってバッグの棚が続く。
イラスト:floortok.com

東京の鞄メーカー、エース株式会社は、新宿髙島屋6階紳士鞄売場で10月7日(水)から13日(火)まで、体型に応じて4種類から選べるショルダーハーネスを備えたビジネスバックパックの体験イベントを開催すると発表した。

イベント名は「ハーネスフィットラボ」。税込6万2,700円の「ガジェタブルDP2 4U」は、エースによれば国内の熟練職人が一つひとつ縫い上げる日本製モデルで、男性被験者の背の長さや肩幅の厚みの計測データ(2024年発表の論文を参考にしたという)に基づく「ハーネス」選びの仕組みと組み合わせている。ハーネスのタイプはS(スレンダー)、P(パワー)、B(バランス)、M(マックス)の4種。10月10日から12日の3日間は、専用の計測機器を使ってハーネスを選ぶ体験フィッターが来店客に対応し、会期中は売場スタッフによるフィッティングのアドバイスも行うという。

エースは、同イベントを他の百貨店でも順次開催する予定だとしているが、具体的な店舗名は明らかにしていない。

1モデルのバックパックに対して、計測に基づいたフィッティングサービスを店頭で提供するのは小さな取り組みに見えるが、値段やデザインではなく「サービス」で通勤バッグという競合の多いカテゴリーに差をつけようとする賭けだ。まず新宿髙島屋で実施し、他店への順次展開を示したことは、エースが本格展開の前にこの手法を試している段階だと読める。

注目点は、このフィッティングの仕組みが評価され、1商品を超えて展開が広がるのか、それとも単発の販促イベントで終わるのかだ。