アニエスベー、松屋銀座の新館「並木通り館」に新旗艦店とカフェを10月9日オープン
アニエスベーが10月9日にオープンする銀座の新店舗は、松屋銀座が新設した別館「並木通り館」の1階に入る。上階のアニメミュージアムが若年層を呼び込む建物に、百貨店がどんなテナントを据えるかを示す一例だ。

アニエスベージャパン株式会社は、10月9日に新店舗「アニエスベー 松屋銀座店」をオープンすると発表した。松屋銀座が並木通り沿いに新設した別館「銀座並木通りビル」の1階に入る。
店舗は中央区銀座2-3-6にあり、営業時間は11時から20時(日曜・催事最終日は19時30分閉店)だという。売り場は「パズルのピース」をコンセプトに、アート、代表アイテムの「カーディガン・プレッション」やレザー・デニムといった定番、フォトグラフィー、カフェスペースといったゾーンで構成される。
同社によると、取り扱いはレディース・メンズウェア、バッグ、アクセサリー、限定デニムライン「アニエスベー ジーンズ」、そして職人によるジュエリー「レ・オブジェ・トゥルヴェ・ダニエスベー」の限定展開など。併設のカフェではフレンチテイストのメニューに加え、銀座の菊家(アニエスベーとして初のコラボレーション)、抹茶ブランドのコトシナ、器ブランドのキントー、アイスクリームのスクリームとのコラボメニューを提供し、包材はプラスチックを使わず紙や再生素材を用いるという。
ブランドはQRコードを使ったスタイリングゲーム「My b. style」や、山田愛奈、平野莢子、リリー・フランキーが出演する銀座散策の音声ガイドも展開する。
百貨店の新しい「核店舗」の形
銀座並木通りビルは、一般的な百貨店別館とは趣が異なる。松屋銀座の案内によると、2階にはアニメ・マンガを扱う「銀座未来ミュージアム」が既に入居し、9月29日まで「天官賜福」関連の展覧会を開催中だ。
マンガミュージアムの下階に、カフェやコラボ企画を伴うフレンチ・コンテンポラリーブランドを据えるのは、百貨店入口の核テナントとして定番のジュエリーや化粧品カウンターとは異なる論理だ。カフェの一席、QRゲーム、展覧会のチケットといった「滞在時間」の積み重ねで、単独のデザイナーブティックよりも若く、コンテンツに親しんだ客層を並木通りに呼び込む狙いとみられる。ミュージアム目当ての通行客を、実際にアニエスベーの買い物客へ転換できるかどうかが、この別館にとっての試金石になる。