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アンドエスティHD、サーバーへの不正アクセスで顧客約250万件分の個人情報流出の可能性

アダストリアなどを傘下に持つ東京のアンドエスティHDは、10月22日に発生した業務サーバーへの不正アクセスにより、顧客約250万件、取引先約1万件分の個人情報が流出した可能性があると明らかにした。店舗とウェブストアは営業を継続している。

暗いサーバーラックが並ぶ通路を描いたイラスト。ケーブルが外されて巻かれた1台の脇に人影が立ち、手前の台にはたたまれたニットとショッピングバッグが置かれている
イラスト:floortok.com

アンドエスティHD(株式会社アンドエスティHD)は10月23日、同社の業務サーバーに第三者による不正アクセスがあり、顧客約250万件と取引先約1万件の個人情報が流出した可能性があると、自社サイトに掲載した発表で明らかにした。同社は東京に本部を置き、アパレル・雑貨などのブランドを展開する株式会社アダストリアなどを傘下に持つ。同社の沿革によると、2015年から株式会社アダストリアの商号で事業を展開し、2025年9月に現在の社名に変更した。

発表によると、不正アクセスは10月22日(木)午前7時30分頃に始まり、複数のサーバーへのログイン試行から侵入、データの抽出が行われた。同社は午前10時頃に不審な操作を検知してサーバーを隔離し、同日17時までに不正アクセス経路を遮断して社内の業務システムを停止、遮断後は当該経路からアクセスできないことを確認したという。同社は10月23日、警察への相談と個人情報保護委員会への報告を行ったとしている。

流出の可能性がある情報について、同社は顧客約250万件分では氏名・生年月日・性別・住所・電話番号・メールアドレス・会員IDを、取引先約1万件分では会社名・発注先または返品先の住所・担当者氏名・電話番号・メールアドレスを挙げた。従業員の情報については対象範囲を確認中としている。クレジットカード情報などの決済情報や、顧客が自ら設定したパスワードは含まれていないという。

同社グループの店舗とウェブストアは営業を継続しているとし、ウェブストア「アンドエスティ」自体は今回の不正アクセスの影響を受けていないとした一方、店舗とウェブストアの双方で現在、会員ポイントが利用できなくなっていると説明した。

同社は緊急対応と不正アクセスの手段の特定を終えたとし、対象となる顧客や取引先への連絡を順次始めるとともに、専用の問い合わせ窓口を設けるとした。顧客からの問い合わせは専用フォームで受け付けるという。今期の業績への影響は現在精査中であり、重大な影響が見込まれる場合は速やかに公表するとしている。