「アジアのベスト50バー」拡大リストにザ・リッツ・カールトン東京が新規選出 ― 東京はソウルと並び最多の4枠
主催者の発表によると、2026年版「アジアのベスト50バー」拡大リストにザ・リッツ・カールトン東京のバーが新規選出され、東京はソウルと並び最多の4枠を獲得した。ラグジュアリーホテル開業が相次ぐ東京で、ホテルバーの人材力を測る一つの指標といえる。

主催団体ウィリアム・リード(William Reed)の発表によると、「アジアのベスト50バー」(Asia's 50 Best Bars)は2026年の拡大版「51-100」リストに、ザ・リッツ・カールトン東京のバーを75位で新規選出した。東京はソウルと並び、拡大リスト内で最多となる4軒を送り込んだ都市となった。
同発表によると、本選の上位50位発表に先立って公表される拡大リストは25都市を対象とし、新規選出は合計11軒。選考は、バーテンダーやバーオーナー、飲料専門ジャーナリスト、カクテル専門家など域内の300人超のアカデミー会員による投票で行われるという。発表文で具体的に名前が挙げられたのは東京の4軒のうちリッツ・カールトンのバーのみで、残る3軒の順位は明らかにされていない。
本選となる上位50位のランキングは7月28日、マカオのウィン・マカオおよびウィン・パレスを会場に発表され、現地時間20時から50Bestの公式YouTubeチャンネルでライブ配信されるという。
こうした業界投票型のリストにおけるホテルバーの選出は、客室数や立地ではなく、バー運営のプログラムとそれを担う人材そのものへの評価を意味する。この点は、floortokがこの夏追ってきた東京のホテル関連ニュースの流れ ― 新規ラグジュアリーブランドの参入契約、歴史的建造物が新ブランドの下で再開業する動き、各グループが開業ペースを上回る勢いで日本の開発案件を積み上げている状況 ― と重ね合わせる価値がある。この種のランキングは、バーが実際に宿泊客の前でその実力を証明する前に届く数少ないシグナルの一つであり、単一の評論家やマーケティング施策ではなく、域内の同業者内での評価を映すものだからだ。
東京の拡大リストでの健闘が、7月28日にマカオで発表される本選の上位50位入りにつながるかどうかは、より厳しい試金石であり、業界が実際に注視する点になる。現時点で言えるのはより限定的なことだ ― 東京の他のラグジュアリーホテル間の競争が別の面で激化する一方、ホテルバーのシーンは評価される顔ぶれを増やし続けている、という点である。