ビームス プラスが尾州で2日間限定ポップアップ、日本一の毛織物産地で開催
ビームス プラスが愛知県一宮市で開く2日間限定ポップアップは、日本最大の毛織物産地「尾州」のロス生地を使ったオーダー会や学生ファッションショー、チャリティー商品を展開する。大手アパレルが地域産地にどこまで踏み込むかを示す具体例だ。

ビームスは11月7・8日の2日間、愛知県一宮市で開催される「尾州フェス.」内にポップアップストア「BEAMS PLUS LIMITED STORE in BISHU」を出店する。会場はJR尾張一宮駅・名鉄一宮駅に直結する尾張一宮駅前ビル(iビル)3階シビックテラス。ビームスの発表による。
販売する衣料品はすべて尾州(一宮市などに広がる日本最大の毛織物産地)の生地を用いる。ロス生地を活用したエンジニアードジャケット(71,500円)、クレイジーシャツ(24,200円)、ミリタリーシャツ(39,600円)、2プリーツリラックスパンツ(60,500円)に加え、「WOOLLABO」とのコラボによるウールTシャツ(15,400円)、一宮市観光協会と組んだ両面仕立てのストール(28,600円)を揃える。
ポップアップの目玉は〈I.J.I. unit〉が尾州生地で仕立てるオーダーメイドのオーバーコートで、仕立て代だけで147,400円(生地代は別払い)、納期は2027年1月下旬を予定する。ほかに、横浜市の特別支援学校の生徒が製作し売上を同校に寄付する巾着袋と、岐阜市の就労支援施設「Welarch」と協業した巾着袋の2種を、チャリティー商品として販売するという。
11月7日には会場7階のシビックホールで入場無料のファッションショーも開催する。過去のビームス プラス尾州アイテムに加え、一宮高等学校と修文学院高等学校の生徒が尾州のパッチワーク生地で自ら製作した衣装を披露するという。
大手アパレルチェーンが仕立て工場、観光協会、2つの福祉施設、2つの地元高校をパートナーとして名指しするのは、産地や環境配慮を打ち出す単発コラボよりも重い関わり方だ。この週末の催事が客を集めれば、ビームスに限らず、工場や織機の存続が課題となっている日本の他の産地でも繰り返せる型になり得る。