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カインズ、建材商社ソニテックの全株式取得を完了

カインズは、1967年創業の建材商社ソニテックの全株式取得を完了したと発表した。売り手は日本みらいキャピタルが支援する投資事業有限責任組合で、株式譲渡契約の締結から約2週間でのクローズとなる。国内最大手のホームセンターが、東北から九州まで拠点を持つ木造住宅用資材の販売会社を自社の供給網に組み込む。

ホームセンターの売場と建材倉庫が重なる様子を描いたフラットイラスト。積まれた建材の木箱とフォークリフトのシルエット、小さな金色のアクセント。
イラスト:floortok.com

カインズは10月19日、木造住宅用建築副資材を扱う商社ソニテック株式会社の全株式取得を完了したと発表した。両社は10月6日に株式譲渡契約を締結しており、約2週間でクローズに至った。売り手はNMC四号投資事業有限責任組合で、日本みらいキャピタル株式会社が投資支援を行っていた。

カインズによると、ソニテックは1967年7月創業で、本社は中央区日本橋本町。資本金は6640万円、2026年3月時点の従業員数はパート・派遣を含め266人。木造住宅用の建築副資材を総合的に販売する事業を、東北から九州まで広がる拠点網で展開し、ハウスメーカーや工務店に対して見積りサービスや邸別・工程別の配送管理を提供している。代表取締役社長の池口徳也氏は留任する。取得価格などの金額条件は公表されていない。

カインズは、自社のデジタル技術を生かしてソニテックの調達・見積り・受発注・物流の強みを強化し、新築からリフォームまでをカバーする「建築プロの施工生産性向上に貢献する独自のサプライチェーンの構築を目指す」としている。ソニテックは今後、カインズグループの一社となる。今回の買収は多角化というより垂直統合の動きと見るべきだろう。店舗数で国内最大手のホームセンターであるカインズにとって、自社の物流網を持つ建材商社を取り込むことは、小売の店舗だけでは届かない工務店向けの専門市場への直接的な接点を得る意味を持つ。都市型の小型リフォーム専門店を相次いで出店してきた動きとも軸を同じくする。