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カインズ、木造建材商社ソニテックを子会社化 建築現場の物流に参入

カインズが木造建材商社ソニテックを完全子会社化することで合意した。DIY小売の売場を超え、建築現場向けの積算・配送管理という上流工程に踏み出す動きだ。

木材資材置き場のイラスト。積み上げられた木材梁と建材パネル、荷降ろし場、秋空の下で待つ配送トラック。
イラスト:floortok.com

ホームセンター大手のカインズは、木造住宅向け建築副資材を扱う商社ソニテック(東京都中央区)の株式100%を取得すると発表した。現在の株主である投資事業有限責任組合「NMC IV」との間で9月18日に株式譲渡契約を締結し、10月19日に取引を完了する予定としている。

カインズによると、ソニテックは1967年設立、代表取締役は三宅修氏で、パート・派遣を含む従業員数266人、資本金6640万円。事業内容は木造住宅用建築副資材の積算・受発注・在庫・配送管理で、資材の売場ではなく、建材を建築現場へ届けるまでの物流・調達工程を担う。

カインズは、新築・リフォーム双方の建材供給網を強化する狙いがあると説明している。建設業界で技能労働者の不足が続くなか、現場の生産性向上につなげたい考えだという。買収額は公表されていない。

この買収は、カインズの事業をこれまでの売場中心の姿から一歩引き上げるものだ。日本のホームセンターは家庭向けDIY資材・用具の販売で規模を築いてきたが、ソニテックの事業はその上流にある、工事業者や建築現場向けの資材販売・配送である。この物流工程を自社で持つことで、カインズは木造建材が現場にどれだけ早く、どれだけ低コストで届くかをより直接的に左右できるようになる。建設業の人手不足が進むほど、現場の手待ち日数を減らすこうした仕組みの価値は増す。