カインズ、32年ぶり上田市2店舗目を10月29日開業
ホームセンター大手カインズは10月29日、長野県上田市に売場面積8,498平方メートルの新店を開業する。同市では32年ぶり2店舗目で、地元のりんごや野菜農家に向けた農業資材コーナーを備える。郊外の売場展開を着実に広げる動きの一つだ。

カインズは、長野県上田市に売場面積8,498平方メートルの新店「カインズ上田国分店」を10月29日(木)に開業すると発表した。同市では1994年に開業した「カインズ上田店」に続く、32年ぶり2店舗目となる。上田菅平インターチェンジやしなの鉄道信濃国分寺駅に近く、駐車場350台、スタッフ135人を配置する。
店内には上田地域のりんごや野菜農家向けに収穫用品や農業機械をそろえた農業資材コーナーを設け、キッチンや浴室、トイレを展示するリフォームセンターや、住まいの相談に応じるカウンターも備える。品揃えは約7万2,000アイテムで、同地域の冬に対応した寝具や防寒用品を含むという。ペットコーナーにはアプリで予約できる「スマートドッグラン」を設け、休憩スペースでは開業から約1カ月間、地元中学生が作った上田の伝統工芸「こっぱ人形」を展示する。カインズは10月13日に上田市と包括連携協定を、10月20日に上田警察署と安全に関する協定を結んだ。
同じ市内での新店開業に32年もの間が空いたという事実は、カインズの長野県での展開意欲がこれまで限られていたことを物語る。百貨店や中小の総合小売店が撤退を続けるなか、同社は郊外の売場を積極的に取り込んできた企業の一つであり、既存店の建て替えではなく2店舗目を構えたことは、上田市場が複数店を支えられるとの判断を示している。