大丸神戸店、2年目の社会実験「旧居留地テラスデイズ」で店前通りをカフェ街に
大丸神戸店と神戸市が、2年連続で店前の通りを車両通行止めにし、コーヒーの屋台を並べる社会実験「旧居留地テラスデイズ」を実施する。旗艦店の店前通りを売場の延長として使う、小規模だが再現性のある試みだ。

Jフロントリテイリングは、大丸神戸店の店前通りを歩行者向けのカフェ空間に変える2日間の社会実験「旧居留地テラスデイズ」の2回目を、11月6・7日に神戸市と共催で実施すると発表した。会場は大丸神戸店とTHE 45th前の中町通り、および近くの三井住友銀行前広場。入場無料。
出店するのはホテル「THE ORIENT」、コーヒー店「TAKAMURA COFFEE ROASTERS」「TAOCA COFFEE」「GESHARY COFFEE」、ベーカリー「Bakery K-PORT」の5店。中町通りのTHE ORIENTブースで販売する「カフェチケットセット」(税込1,500円)は、同ブースと銀行前広場の店舗、大丸神戸店内のカフェでそれぞれ1杯分のドリンク券を含む。チケットを持たなくても各店で個別購入できる。主催はミナミ、大丸松坂屋百貨店、高砂商興、村上工務店の4社による実行委員会。
同じ試みを2年連続で行うことは、一度限りの道路閉鎖を一種の方針に近づける動きだ。大丸神戸店は自店の売場ではなく店前の通りを使って旧居留地エリアへの来街者を呼び込み、百貨店自体も独立系カフェと並ぶ立ち寄りスポットの一つという位置づけに留める。神戸中心部で新しい商業施設との競争にさらされる旗艦店にとって、周辺のカフェに注目を一部譲ることは、店だけでなくエリア全体に足を運ぶ価値を感じてもらうための、低コストな手法と言える。