大丸梅田店、兵庫発「ヤマダストアー」の大阪初出店が12月オープンへ 地下食品フロアを刷新
大丸梅田店は、兵庫県を拠点とするスーパー「ヤマダストアー」の大阪初出店について、オープン日を12月12日と確定した。約800坪に及ぶ地下食品フロア刷新の核となるテナントで、日常の買い物需要と特別な日の需要を両方取り込もうとする日本の百貨店地下売場の入れ替わりを象徴する動きだ。

大丸松坂屋百貨店は10月13日、兵庫県を拠点とするスーパーマーケットチェーン「ヤマダストアー」が、大丸梅田店の地下2階に大阪初出店となる「ヤマダストアー大阪梅田店」をオープンすると発表した。オープン日は12月12日で、今年4月に出店が発表されていたテナントの開業日が確定した形だ。
同社によると、新店舗は地下食品フロアの刷新の核となり、売場とバックヤードを合わせて約800坪(約2,645平方メートル)の規模になる。大丸は、食への関心の高まりや日常の中にも価値を求める購買需要の拡大を背景に売場を刷新するとし、「百貨店とスーパーマーケットそれぞれの強みを掛け合わせる」ことで、日常の買い物と特別な日の食事需要の両方に応えるフロアにするとしている。
ヤマダストアーは1970年創業で、兵庫県の播磨・神戸・西宮エリアを中心に店舗を展開する。単なる食品スーパーではなく、生産者との直接的なつながりや店舗スタッフが主導するプライベートブランド開発、買い物自体を楽しめる店舗づくりを通じて、「何を選び、どう食べるか」という視点を提案するチェーンだと自社を位置づけている。
大阪の大型百貨店の地下売場にとって、地域密着型のスーパーチェーンは、デパ地下を埋める惣菜店や洋菓子店とは異なるタイプのテナントだ。ギフト需要の波に頼らず、日常的な来店頻度をもたらす存在であり、大丸が刷新後の売場で既存の専門店群とともに取り込みたいのはまさにこの客層だろう。免税需要や特別な日の買い物で知られる旗艦店の中で、大阪に地盤のなかった兵庫発のチェーンがゼロから日常利用の習慣を築けるかどうかは、12月のオープン後に注目すべき点だ。