ディオール、代官山「バンブー パビリオン」でメンズ オーダーテーラリングを2週間限定展開
ディオールは建築的に個性の際立つ代官山店を、2週間限定のオーダーテーラリング展開の場に変える。予約制を軸にした今回の企画は、ジョナサン・アンダーソンが手がけるテーラリングを、東京の限られた顧客層に直接届ける狙いだ。

クリスチャン・ディオール合同会社は、東京・代官山のバンブー パビリオンにて、9月17日から30日までメンズ オーダーテーラリングサービスを期間限定で展開すると発表した。
会期中はバンブー パビリオン(東京都渋谷区猿楽町8-1)を11時から19時まで開放する。通常の来店に加え、テーラリング専門スタッフによる個別スタイリング相談、ウール・カシミヤ・シルク・モヘアから選べる生地展開、刺繍やディオール オブリークをあしらったパーソナライズを提供する。予約制で最新コレクションの試着も行えるという(同社の発表による)。
「プロポーション、ボリューム、素材を繊細に探求することで、ディオールのテイラリングのコードを再解釈し、新たな表現を吹き込みました」としている。
今回は会場選びそのものが発表内容と同じくらい多くを物語る。バンブー パビリオンは通常の複数フロア型ブティックではなく、竹をモチーフにした建築を軸にした単一カテゴリーの店舗だ。そこを予約制のテーラリング企画に丸ごと充てるのは、プロダクトというより、プレゼンテーションと接客(ピープル)に重心を置いた打ち手といえる。生地やオーダー内容自体はディオールが他店でも展開するメイド・トゥ・メジャーのプログラムと変わらないが、建築的に個性のある空間で、通常の陳列ではなく個別相談という形をとることで、通りすがりの客ではなく限られた既存顧客層に狙いを定めている。クリエイティブディレクター、ジョナサン・アンダーソン氏のテーラリングの解釈が、より広いリテール展開に先立ってオーダーメイドの領域でどう形になるかを、東京の顧客が早期に、実際に体感できる機会でもある。