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グラスヒュッテ・オリジナル、自社開発ムーブメント搭載の新作「セネタ・クロノグラフ」を発表

グラスヒュッテ・オリジナルが自社開発ムーブメントを搭載した新作「セネタ・クロノグラフ」を発表。高級時計業界で強まる、デザインだけでなく自社製ムーブメントそのものを価格の裏付けとする流れに沿う一手だ。

斜め角度から見た、グレインド文字盤と2つのサブダイヤルを備えたクロノグラフ腕時計のイラスト。背景は暗い色調。
イラスト:floortok.com

スウォッチグループ傘下のドイツの高級時計メーカー、グラスヒュッテ・オリジナルは8月20日、自社開発のムーブメントを搭載した新作自動巻きクロノグラフ「セネタ・クロノグラフ」を発表した。日本ではスウォッチグループジャパンのグラスヒュッテ・オリジナル事業本部が発表した。

ラインナップは「セネタ・クロノグラフ」と「セネタ・クロノグラフ ナビゲーター」の2モデル。いずれも新開発の自動巻きキャリバー37-24を搭載し、振動数は毎時28,800回、パワーリザーブは最大70時間。フライバック機能、シリコン製ヒゲゼンマイ、スワンネック緩急針を備え、21金製のスケルトンローターはケースバックから視認できる。ケースは薄型の41mmステンレススチール製で、新開発のクイックチェンジ式フォールディングバックルを含むベルト交換システムを採用。ストラップは黒または青のアリゲーターレザー、サンドカラーの合成ストラップ、またはスチールブレスレットから選べる。

2モデルの違いはムーブメントではなくデザインにある。ナビゲーターは光る夜光アラビア数字とタキメーター目盛りを内側ベゼルに配したマットブラック文字盤にマッシュルーム型プッシュボタンを組み合わせ、ツールウォッチらしい表情を持つ。一方の標準モデルは、青くコーティングを施したソリッドゴールド製のローマ数字とブルースチール針、6時位置にホワイトゴールドで縁取られた日付窓を備えた、グレインド仕上げのシルバーホワイト文字盤でよりドレッシーな路線をとる。同社は1940年代のキャリバー「UROFA59」(グラスヒュッテで開発された「初の近代的な腕時計用クロノグラフ」と同社が位置づけるムーブメント)を、両モデルのデザインの参照点として挙げている。

発売は今月から、グラスヒュッテ・オリジナルのブティックおよび正規販売店を通じて行われる。価格は公表されていない。ボリュームゾーンの人気ブランドで供給が絞られる中、外部調達や既製ムーブメントの改良ではなく自社開発のキャリバーを掲げることは、高級時計メーカーがクロノグラフの価格を正当化するために近年強めている手法だ。スイスの大手メゾンに比べ認知度で見劣りする同ブランドにとって、新作を1940年代の自社エンジニアリングに明確に結びつける打ち出し方は、デザイン上の狙いであると同時に、自社製造の信頼性を訴える主張でもある。