ゴールドウイン、独自開発の防寒技術「Voxeloft」搭載ベスト2型を発売
ゴールドウインが、富山の研究開発拠点で自社開発した防寒インサレーション技術を、自社ブランドの限定ベストと、より高価格帯のザ・ノース・フェイス版の2型に搭載して発売する。海外デザインのライセンス品ではなく、自社の技術を前面に出す珍しい展開だ。

ゴールドウインは、創業地である富山の研究開発拠点で自社開発した防寒インサレーション技術「Voxeloft(ヴォクセロフト)」を発表した。多層構造のエアチャンバーにより衣服内の空気量をコントロールし、高い保温性と調整機能を両立させるとしている。
この技術を初めて搭載した製品が、ベスト2型である。「Voxeloft Insulated Vest」(型番GG56304)はブラック、サイズ1~4展開で価格は13万2000円。10月9日よりゴールドウイン札幌店、グラビティ神田店、ゴールドウインのロンドン・ニューヨーク店、オンラインストアで発売する。より高価格帯のザ・ノース・フェイス版「ヌプリ エアーチャンバー ベスト」(NS62645LAB)は、リサイクルナイロンのリップストップ素材にゴアテックスを裏打ちした仕様で、ブラックとオフホワイトの2色、価格は25万3000円。11月下旬より各グラビティ店舗、ザ・ノース・フェイスプラス、ザ・ノース・フェイスラボの各店、オンラインストアで発売する。
ゴールドウインの国内事業は、ザ・ノース・フェイスの国内展開を担うライセンスビジネスとして拡大してきた側面が大きい。Voxeloftは海外のデザインスタジオではなく自社の技術者によるものとされ、まず自社ブランドで技術を打ち出し、ザ・ノース・フェイス版をその後継として位置づけている点が通常と逆の順序だ。価格帯が10万円超で取扱店も限られることから、両ベストは量販よりも技術力を示す位置づけと見られる。注目すべきは、このVoxeloftが来冬以降、ゴールドウインのより手の届く価格帯や、ザ・ノース・フェイスの主力ラインに広がっていくかどうかだ。