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阪急阪神百貨店、「フィット診断+スタイリング」新メニューを8,800円で追加

阪急阪神百貨店は既存メニューの間に新たに8,800円の「フィット診断+スタイリング」サービスを設けた。日本の百貨店が売場の専門性を独立した有料サービスとして収益化しようとする動きを示す、小さいながら具体的な一例だ。

大きな鏡と生地見本のあるスタイリング相談コーナーと、二人のシルエットを描いたイラスト
イラスト:floortok.com

阪急阪神百貨店は10月15日付の発表で、ファッションコンサルティングサービスに新メニュー「似合うが見つかる簡易診断+スタイリングサービス」を10月1日付で追加したと明らかにした。これにより阪急うめだ本店・阪神梅田本店の有料パーソナルスタイリングは計3つのメニュー構成となった。

新メニューは診断30分・スタイリング120分の計約150分で、料金は8,800円。事前に基本色・差し色を選んでもらったうえでスタッフが似合う色味を診断するカラー診断と、3タイプ診断による体型診断、複数ブランドを組み合わせたスタイリング提案やTPOに応じた着こなしアドバイスを組み合わせる。既存メニューは、スタッフが店内を同行しながら提案する約120分・3,300円の「スタイリングサービス」と、10種のパーソナルカラーアナリスト資格・5種のボディフレーム診断アナリスト資格を持つスタッフが対応する約70分・11,000円の「パーソナルカラー&骨格診断」で、新メニューはその中間に位置付けられる。提供店舗は阪急うめだ本店7階と阪神梅田本店5階で、それぞれ5人のスタイリストが対応するという。

今回のメニューは商品ではなく、スタッフの時間そのものを売場の商品として値付けして販売するものだ。既存の3,300円メニューと11,000円メニューの間に新たな価格帯を設けることで、簡単な相談以上は求めつつ本格診断の料金には踏み切れない客層を取り込む狙いがうかがえる。衣料品の粗利だけに頼らず、スタッフの専門性を軸にした有料サービスで収益源を広げようとする日本の百貨店の動きの一例といえる。