阪急電鉄、京都の地下道を4年連続で学生アート展示に
阪急電鉄が、京都の地下歩道で4回目となる学生アート展「Art Under the Shijo」を開催する。自社インフラを使って、近隣の商業エリアへの人の流れを生み出そうとする地主企業の小さな、しかし示唆的な試みだ。

阪急電鉄は、京都市の四条通地下道で学生アート展「Art Under the Shijo」の第4回を11月4日から12月20日まで開催すると発表した。会場は12番出口と13番出口の間、約72メートルの区間となる。
京都美術工芸大学、京都女子大学、同志社女子大学の3校から選ばれた学生6グループが、プレゼンテーション審査を経て「居心地の良い空間」というテーマのもとで作品を展示する。同展は四条繁栄会商店街振興組合、阪急電鉄、京都市でつくる協議会の主催で、京都信用金庫と大和リースが協賛する。
鉄道事業者が地下道の壁面に学生アートを委託するのは珍しい取り組みだが、阪急がこれを地元商店街振興組合と共同で続けているのは、この地下道が、自社の店舗やテナントが頼る河原町・四条の商業エリアへの導線上にあるからだ。4年連続での開催は、その人の流れに投資し続けるだけの価値を、鉄道会社自身が見出している証でもある。