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阪急うめだ本店「蔵元まつり」26回目、テーマは酒米

大阪最大級の店内日本酒フェアが9月4日から6日まで開催される。今回は蔵元の数を増やすのではなく、酒米の違いが酒質をどう左右するかを軸に据えた構成が特徴だ。

編集イラスト:百貨店の日本酒フェアの様子。長いテーブルに並ぶ酒瓶と杯、試飲する人物のシルエット。
イラスト:floortok.com

阪急阪神百貨店(エイチ・ツー・オー リテイリング)は、阪急うめだ本店9階の阪急うめだホールで9月4日から6日まで「阪急蔵元まつり」の第26回を開催すると発表した。全国から44の酒蔵が集まる。開催時間は金曜・土曜が11時から20時、最終日の日曜は17時までとなる。

今回の目玉は、蔵元の顔ぶれを増やすことよりも「酒米」という一つのテーマに絞った構成だ。同社によると、来場者は酒米の違いが酒質にどう表れるかを飲み比べられる。希少で豊かな甘みと旨みが特徴の「愛山」、キレのある辛口で食事に合わせやすい「美山錦」、透明感のある華やかな香りが持ち味の「雪女神」、そして100年以上の歴史を持ち、しっかりとした複雑な味わいで知られる「雄町」の4品種を比較する構成だという。

試飲カウンターに加え、事前のウェブ予約が必要な連日開催のトークイベント「酒談議」や、着席で楽しめる特設バー「にほん酒や 一路」も設けるとしている。

26回目という節目そのものはニュースというより、「どの蔵が出るか」ではなく「酒米の違いがどう味に表れるか」を軸に据えた点にこそ意味がある。ともすれば「蔵元と本数を増やすだけ」になりがちな催事に、明確な商品の物語を与える構成であり、日本酒に詳しい常連客にも、土産探しに訪れる観光客にも「まず飲み比べてみたい」と思わせる仕掛けだ。売場そのものより催事フロアでの集客力が問われる旗艦店にとって、こうした企画力は一般的な酒販店には容易に真似のできない強みとなる。